応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。
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数日前のことです。
風は冷たいけれど日差しは温かかった。
私は道路を浮き草のごとくふわふわと歩いていた。するとあるお寺の横にさしかかったのですが、どうやら植木の剪定をしているようで、職人さんらしき人が脚立に乗ってハサミでチョキチョキ作業をしていた。
次々と落ちる枝葉が道路にもはみ出し、植木の足元には小さな山が出来ていた。
私は何とはなしに眼下に散らばる枝葉を眺めながら歩いていると、予期せぬ物が視界に入って来た。
ちょうど職人さんが作業をしている辺りの小山に、なぜか女物のパンツが丸まった状態で乗っていたのです。見間違いかと思って二度見したのですが、光沢のある紫色の生地が異様な存在感をアピールして来ます。いい具合に陽光に照らされ、なんら恥じ入ることなく──むしろ、こちらの方が気後れしてしまうほどに威風堂々とそこにあるのです。
「アタイ、パンツだけど何か?」と。
どうして女物のパンツが、こんな場所にあるのでしょう。降って湧いた疑問に私は首をかしげるしかありません。そして足早にその場を去ったのですが、今もって謎が深まるばかりです。
ひょっとしてあの職人さん(推定年齢五十代の男性)が履いていたモノが、予期せぬアクシデントにより脱げ落ちてしまったのでしょうか。お色気漫画だとよくあるパターンじゃないですか。どんだけパンツのゴム緩んでんだよって話ですけどね。
いや、でも職人さんはズボンの作業着だった。だとすればいくらパンツのゴムがだらしなくても落ちてしまうなどありえない。もしかするとハンカチーフ代わりに職人さんが使っていたのでしょうか。
「ふう。熱いなあ」と汗を拭った後にポケットへしまおうとして落ちてしまったとか。そして「なんや、これ。ハンカチちゃうやんけ。うわ、おかあちゃんのパンティやないか」と驚いたところを、職人仲間が「おいおい、源さんはオッチョコチョイだなあ。ははは」と笑い、他からも「源さんの嫁は、そんな派手なパンティ履いとんのかいな!」とからかわれる。これもギャグ漫画では見たことありますよ。ポイントは通称が「パンティ」である部分ですね。
駄目だ──。圧倒的な事実を前にして、なぜ現実逃避をしてしまうのか。
パンツは異次元から突然あらわれたワケではないし、しこうして私の空想など立ち入る余地はない。だから私はあの時現実に立ち向かうべきだった。職人さんに声をかけ「YOYOメーン。ワァッツハプン」とパンツを指差せばよかったのだ。そうすれば答えが見つかったかもしれないのに。
私に一握の勇気がなかったばかりに、パンツは永遠の謎となってしまった。ですから皆さんには、ぜひ勇気を持っていろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思っています。
若者よ、恐れるな。未来は君たちの前に広がっている。
以上を持ちまして、卒業生を送る言葉をおわらせていただきます。
これ実話なんですけどね。
本当にあのパンツは何だったのでしょうか。今も紫色が目に焼き付いて離れません。
風は冷たいけれど日差しは温かかった。
私は道路を浮き草のごとくふわふわと歩いていた。するとあるお寺の横にさしかかったのですが、どうやら植木の剪定をしているようで、職人さんらしき人が脚立に乗ってハサミでチョキチョキ作業をしていた。
次々と落ちる枝葉が道路にもはみ出し、植木の足元には小さな山が出来ていた。
私は何とはなしに眼下に散らばる枝葉を眺めながら歩いていると、予期せぬ物が視界に入って来た。
ちょうど職人さんが作業をしている辺りの小山に、なぜか女物のパンツが丸まった状態で乗っていたのです。見間違いかと思って二度見したのですが、光沢のある紫色の生地が異様な存在感をアピールして来ます。いい具合に陽光に照らされ、なんら恥じ入ることなく──むしろ、こちらの方が気後れしてしまうほどに威風堂々とそこにあるのです。
「アタイ、パンツだけど何か?」と。
どうして女物のパンツが、こんな場所にあるのでしょう。降って湧いた疑問に私は首をかしげるしかありません。そして足早にその場を去ったのですが、今もって謎が深まるばかりです。
ひょっとしてあの職人さん(推定年齢五十代の男性)が履いていたモノが、予期せぬアクシデントにより脱げ落ちてしまったのでしょうか。お色気漫画だとよくあるパターンじゃないですか。どんだけパンツのゴム緩んでんだよって話ですけどね。
いや、でも職人さんはズボンの作業着だった。だとすればいくらパンツのゴムがだらしなくても落ちてしまうなどありえない。もしかするとハンカチーフ代わりに職人さんが使っていたのでしょうか。
「ふう。熱いなあ」と汗を拭った後にポケットへしまおうとして落ちてしまったとか。そして「なんや、これ。ハンカチちゃうやんけ。うわ、おかあちゃんのパンティやないか」と驚いたところを、職人仲間が「おいおい、源さんはオッチョコチョイだなあ。ははは」と笑い、他からも「源さんの嫁は、そんな派手なパンティ履いとんのかいな!」とからかわれる。これもギャグ漫画では見たことありますよ。ポイントは通称が「パンティ」である部分ですね。
駄目だ──。圧倒的な事実を前にして、なぜ現実逃避をしてしまうのか。
パンツは異次元から突然あらわれたワケではないし、しこうして私の空想など立ち入る余地はない。だから私はあの時現実に立ち向かうべきだった。職人さんに声をかけ「YOYOメーン。ワァッツハプン」とパンツを指差せばよかったのだ。そうすれば答えが見つかったかもしれないのに。
私に一握の勇気がなかったばかりに、パンツは永遠の謎となってしまった。ですから皆さんには、ぜひ勇気を持っていろいろなことにチャレンジしてもらいたいと思っています。
若者よ、恐れるな。未来は君たちの前に広がっている。
以上を持ちまして、卒業生を送る言葉をおわらせていただきます。
これ実話なんですけどね。
本当にあのパンツは何だったのでしょうか。今も紫色が目に焼き付いて離れません。
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