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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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前回の日記で書いた閏中紀聞枕文庫って本当にある江戸時代の本なんですよ。ネタじゃなくて。
さながら古今東西性の百科事典。そういう風俗は今も昔も変わらないねぇ。
あれから気になって検索してみたら、なんとヤフオクに出てた。
これアレですよ。ああ、日本語がちょっとおかしい。
衆道についても、ちゃんと載ってるんですよ。何がちゃんとなのか分かりませんけど。でも御存じのように、日本の性風俗を語る上で男色は外せんのよ。

もうねぇ、江戸時代の人は男も女も美少年大好きですよ。幕府が取り締まらないと駄目なぐらいに。
幕府が取り締まったのが若衆歌舞伎。女歌舞伎を禁止したせいで、こっちが盛り上がっちゃったのです。この舞台に登る、前髪をまだそり落とす前の女形美少年が大人気だったワケです。そして女形美少年の中には、春をひさぐ子もいたんですねぇ。
また舞台に上がらず春をひさぐ子(陰子)もいたのですが、とにかく舞台の上の可愛いあの子が……と世間は若衆狂いに。
で、それに怒った幕府は「前髪そり落としていない子は舞台に登ったら駄目なのれす!」というお触れを出しました。要は「前髪があるから女役を演じられるんだろ。じゃあ、それ禁止ね」みたいな。
だからといって歌舞伎に女形は必要なので、カツラのない当時の人達は月代を隠すために、紫色の袱紗を利用した帽子(?)を使ったんですね。時代劇なんかで、一度は目にした事があるんじゃないでしょうか?
なもんで当時の春画で男色の図なんかは、この帽子を頭に載せた少年と殿方の絡みが多数ある。殿方は町人だったり、武士だったり、お坊さんだったり……。
余談ですが男色の春画には、寺子屋の師匠と生徒の図もあるんですよ。もう何習いに行ってんのか、何教えてんのかと。

このように取り締まったところで、性産業は抜け道を見付けて、何食わぬ顔でするっと出てしまう。そして結局、若衆歌舞伎自体が禁止されちゃったんですけどね。それが男色将軍徳川家光が亡くなった翌年、というのが何ともアレですね。幕府も禁止しようにも、上様が……ねぇ?みたいな感じだったんでしょうかね。

でも仕立てられて春を売り始めるのが12.3ぐらいの年齢からだそうですから、取り締まって当たり前でしょうね。物好きは、もっと幼い子を買っただろうし。ちなみに18歳ぐらいになれば、もう年増扱い。花の命は短いというか、なんというショタ好き気質。そして成長しちゃうと女の人を相手にする方が多くなるそうですよ。
その後陰間という男娼が登場して、少年の春を買うという文化(なのか?)が花開いたのが江戸時代であって、美少年を愛でる歴史自体の古さはどんどん遡れる。
まぁ、その辺りの逸話はギリシアなど諸外国でも枚挙に暇がないのでしょうが、そういう文化が絵や文字になって残っていて、現代になっても閲覧出来る(しかも学校の教科書に採用されるような作品でも、その手の話が載っている)なんて、日本はおおらかな国ですよねぇ。厳格に禁止する宗教がなかった、てのもあるんでしょうけど。
あの歌磨や北斎だって、男色の春画を残してるらしいし。まぁ、本人の嗜好は別として、需要があったんでしょう。
いや、ひょっとすると版元から「ちょっと描いてよ」と言われた時に「でも僕チン見ないと描けないタイプなんだよね〜」とかだだこねて、鑑賞したかもしれませんよ。まさかの実践主義だったかもしれません。

何が言いたいかと言うと、マチカさんが菊地を愛でていじくり回したい気持ちは、個人の資質ではなく日本人の気質なんじゃないかなぁと、かように思うワケですよ。
じゃあ、仕方ないよね。むしろ私は被害者ですよ。全く菊地はけしからん。もっといじってやる。

そして上に書いた事はうろ覚えだったり、マチカさんが嘘情報を鵜呑みにしている可能性もありますので、必ずしも正確な情報ではないオヤツ感覚でお願いします。
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