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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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佐倉様──。
息子さんを私にください。性的な意味で。

ああぁァ……。カワイイカワイイカワイイ。残念ながら鳳君の過去は、先週の妄想考察「女形」ではなかったようです。
当たり前ですけどね。
マチカさんはショタ好きではないけれど、チビ鳳君は可愛すぎて困る。これは母乳の出るレベル。手元の資料によると、女性の三人に一人は母乳が出るレベル。(フラワーロマンチカ調べ)
根性がひん曲がる前の鳳君は、農民をただの所有物と見なす父上に反感を持っていたんですね。主君から与えられた領地である知行があるぐらいだから(アノ描写は、そうだよね?)それなりにええトコの子だったんでしょうね。普通に家督を相続していたら、ごっちんよりも格が上なんじゃないかと。自分の治める土地があってこそ武人であり、領地を持たず幕府から禄をもらう人間は使用人である、みたいな風潮があったんだとか。
そしてごっちんはサラリーマン的に、幕府から禄をもらってたような気がするので、今回始めてwikiを見て確認してみました。今まで失念した名前は、ここで調べれば良かった……。

……………思いのほか読みふけってしまった。清木様は御目付役だったのか。マチカさんは清木様信奉者なのに存じ上げておりませんでした。てへへ。
「廊下の角は直角に曲がれ」と怒っていたのは、これに由来してたんだね。だからこそ武士の見本となるべき御目付役が、殿中で侍相手にいきなり抜刀するなんて言語道断思うんだけど。清木様ったら、ワンパクだなぁ。
鰐ぶっさんは怒った方がいい。清木様にお仕置きするんだ。性的な意味で。

ごっちんは二十俵三人扶持なのかー。○○俵表示だと蔵米取りになるのかな。○○石だと知行取り。もし同じ収入があったとしても、上にも書いたように知行取りの方が格上なんだそうですよ。それと知行取りなのは穂波家も一緒なんだろうけど、農民への接し方は対照的ですね。
でも鳳君の父上だって必死なんでしょうよ。
例えば知行が100石だとしても、それは丸ごと100石の収入があるのではなく、100石相当の収穫が見込める土地を所有しているに過ぎない。そこで暮らす農民達はだいたい4割を年貢として納めるので(上下するので平均すると3.5割ぐらいだとか)、実際は40石程度の収入しかないのだ。しかも農作物なので、収穫量は一定しない。だから、そこで働く農民のみんなに頑張ってもらわないと収入が少なくなる。しかも好き勝手に年貢を巻き上げていると、農民達がワーワーと騒ぎ立てて、それが知れ渡れば「お前は、管理能力がねぇのかよ」とお上に怒られるし、最悪働き手の農民に逃げられる。(その場合農民も罰せられたりするそうだけど)
だから作中であったように「わさびを利用した泣き落し」などという真似をしていたんでしょうかね。でも知行地で農民相手に交渉するような仕事は、その家の当主ではなく、用人が受け持っていたんじゃないかと思うんだけどな。時代によって違うのか。私も詳しくないし、よく分からないや。
鳳君の父上は、強欲で私服を肥やしているように見えますけど、武家は体面というものがありますので、各種儀礼など疎かに出来ないし、色々と出費がかさむワケですよ。それに使用人も家禄相応に雇わないと駄目らしいので、給料を払わないといけないしね。

まぁ、その辺りの話は置いといて、鳳君の過去話の続き。
うーん……。元々武家という制度に疑問を持っていたとはいえ、侍を屈服させてやる、ぐらいの恨みに発展するかというと、アレだけではちょっと根拠が弱いんじゃないかと。結局は父親との確執と、対戦したガキの性根が腐ってたって話ですよね。それにつけてもチビ鳳の可愛さよ。
あと絶対に誰もが思っただろうけど「竹刀と傘の違いぐらい感触で分かれよ」とか「試合前まで一度もチェックしなかったのかよ」みたいな突っ込みは……それにつけてもチビ鳳の可愛さよ。

そして流人は全員が武家の出だったんですね。
明言されていないけど、マロとの試合展開から見るに、スズメは「女だったから」という理由で捨てられたんかな。ですが、これも親を憎んでも、武士そのものを憎む理由になるかなぁ。
その点、捨てられた経緯が明らかになっているウズラさんですが、こちらも憎むとすれば親や自分に無関心だった世間ですよね。だから武家社会の何もかもが憎いと、恨み骨髄な思想まで至ったのは、飛鳥に関係があるんだろうね。それにつけてもチビ鳳の可愛さよ。
だけど流人達が、講武館が出張るまでの騒動を起こしたのは、飛鳥を失う前の話ですよね。死にはしないけど飛鳥が、侍に酷い目にあわされたんだろうか? だとしても何人も殺すような凄惨な事件を起こすかな。事件の回想シーンでスズメが「侍だけが人殺しの道具をぶら下げるようなズルをぶっ壊す」と言っていたけど、飛鳥が侍からつまんない理由で、無礼討ちされて瀕死の状態になったとか……? それにつけてもチビ鳳の可愛さよ。

それはそうと、今週も生けるモテ神摂津は素晴らしかった。切った啖呵が「うさぎ道場の誇り」と「茶屋の女の子のカワイサに掛けて」ですよ。いつの間にか遊女達も一緒に天秤へかけていますよ、奥さん!
たしか摂津は、薄雲姉さんから「もう茶屋には、来ないでね」って言われてなかったっけ。それも「アンタがいるべきは、こんな場所じゃないよ」と摂津を思うがゆえの言葉なのですが、それに対して摂津の来訪を楽しみにしていた遊女達が、ぶーたれていたような気がします。
きっと遊女達は恋しい摂津が来なくなって、寂しい思いをしていたことと思います。ですがここに来て「キミ達のこと、もちろん忘れてないよ」とリップサービスを繰り出したのです。これはかなりの技術点が加算されます。モテ神の真骨頂をいかんなく発揮ですよ。この発言により感激のあまり失神する遊女や、小指を噛みちぎって投げる遊女がいてもおかしくない。医療班に受け入れ準備を要請しておきます。
幼少時の強烈な可愛さで、性的勝負を自分のターンに持って行った鳳君ですが、やはり摂津は一筋縄ではいかない。最後のコマで、思わず素の焦りを見せてしまったのも、いたしかたないと言えましょう。

そうそう。
先週の妄想考察の最後に、もしサムうさの作者が青年誌で連載してたら、エログロ路線をやってくれるんじゃないか、と予想(ていうか理想)を書いたんですけどね。そうしたら某所で、実際に過去はエログロでシュールな作風だった、という書き込みがあってタイムリー過ぎて笑ったんですよ。うわー、見てみたい。
でも、そのあとに「マチカさんたら、アレ見て(もしくは知っていて)書いたんじゃないの」って思われるんじゃないかとビクビクしたんだぜ。
だけど今までのサムうさの連載でも、その辺りの感覚が隠しきれてないというか、本人に隠す気がないのか分からないですけど、妙に際立ってるシーンがあるのサ。特に穿った見方をしなくても、ダダもれの部分が。
なので、ここで申し上げておきたいのは、マチカさんは無理矢理に性的勝負にこじつけて、感想を書いているワケじゃない。作品自体に、下地が十分にあるのです。紙面から訴えて来るんですよ。「ここに込めたエロスを感じ取ってくれ」と。
だから変態なのはマチカさんではなく、作者であるてっつんだと思いマース。

そんなトコロも含めてマチカさんは、てっつんとサムライうさぎが大好きです。
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