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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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 大晦日は笑ってはいけないを流し見しながら、クロノトリガーをプレイしているうちに年が明けました。
 そんなクロノトリガーもクリアした。最終的にレベルが70超えたよ。レベル上がりやすいんだなあ。お金も余りまくったし。
 子供の頃、RPGなど新しい町についたら、その町で売られている最高武器と防具を買うんだ、と決めてせっせとお金を稼いでいましたが、おとなになると「どうせ買ったところで、次のダンジョンの宝箱に入ってんでしょ」と穿った態度でプレイするようになりました。




 以降はネタバレ満載なので、これからプレイしてみようかなーというかたは、瞳を閉じて、きみを描いて、それだけでいい、とご了承ください。たとえ季節がぼくの心を置き去りにしても、だ!




 クロノトリガーは、モンスターがアイテムを気前よく落としていくので、アイテムを買うお金もあまりかからなかった。ギリギリ感はなかったけれど、さすが名作だけあっておもしろかった。音楽もよかった。ていうか仲間になってからの魔王が最高だった。
 仲間になるまでは人間の世界を脅かしていた魔王。態度も不遜で人間なんて、どうでもよさそうだった。
 でも仲間になると魔王時代の仕切り癖が抜けないのか、妙にリーダーシップをとる。要は「この男、ノリノリである」を地でいく。それがおかしくって、常にPTに入れてた。ドラクエ6のアモスみたいに言動がおもしろいという理由で、ずっと連れ回してたのと一緒だ。ドラクエほど喋りまくらないけどね。
 まあ、やけに協力的なのは最終的な目的が一緒だからなんだけど、絶対それだけじゃない気がする。
 あと、大切な思春期を魔族と一緒に過ごしただけあって(魔王自体は魔族ではない)常識がない。というのも、ヒロインであるマールの先祖の王妃が家宝とともに残した手紙に関する発想がおかしい。(マール達は時代を飛び越え、その王妃に出会っている)
手紙には母を失ったマールに対し、まるで母のように語りかける言葉が書かれていました。そんな大切な手紙を、家宝の側で見つけた魔王はこう言う。

「こんなところに手紙があるな。……燃やすか?」

 えー! 燃やさないよ。まず中を読んでみようよ。なんでそういう発想になるのかなぁぁ。

 そうそう。ヒロインのマールも王女という環境のせいか、わりと自分本位なところがある。
 マールは父である王と仲違いをしていた。それが決定的になったのが大臣の言葉。
「王は仕事ばかりして体の弱い王妃をかえりみず、あまつさえ王妃の死に際にも立ち会わなかった」
 実は、これウソなんですね。大臣はある目的のために王からマールを遠ざけようとしていたのだ。王妃の死はマールの物心がつく前だったので、マールはあっさり信じてしまう。
 でも、なんやかんやあって王と和解する。そこで王は王妃の死に際の言葉を伝える。

「マールが大きくなって、いつか好きな人を連れてくる日がくるでしょう。そのときは、あなた。どうか受け入れてやってね」

 王もマールも、まさに、それが今だと言わんばかりの雰囲気。そして呆然と立ち尽くす(ように見える)主人公のクロノ。

 ……えっ?

 たしかにマールは、ちょっとクロノに気があるのかなーという描写はあったけど、クロノにそんなかんじは全然なかったじゃないか。
 いや、事件に巻き込まれたマールを助けてあげたけど。あげたけれどもRPGの主人公ですからね? たとえ始めて訪れた町の、見ず知らずの他人でも助けを求められたら行動しますよ。それを勘違いされてもらっては困りますえ。
 まるで付き合ってもいない女に「ウチの親に会って挨拶して」と言われたようなものです。いきなり何を親子ぐるみで……ていうか王と王女だから、国ぐるみで勝手に話をまとめようとしているよ!
 助けてー。
 だってクロノは幼なじみのルッカが好きという可能性もあるじゃん。ルッカだってマールの手前、隠しているだけで、実はクロノのことが好きなんじゃ……と匂わせる場面だってあったのに!

 んで、このゲームの何個かあるEDのうち、あるふたりの結婚式が見られるEDがある。

 そう、クロノとマールの……。
 どうやら逃げられなかったようです。庶民で母子家庭ぽいクロノにしてみれば、王妃との結婚なんて、またとない幸運かもしれませんけど、どことなく納得いかない気持ちが払拭できない。
 あ、このEDでのルッカは演歌的でしたよ。クロノとマールの親友なんだから、当然結婚式には参加していそうなのに教会にいない。マールがブーケトスして、それを受け取るのがルッカなのかなとか思ってたけど違った。やっぱり、どこにも見当たらない。
 これはアレですよ。きっと、つらくて結婚式に出られなかったと見て間違いない。

 その頃、ルッカが何をしていたかというと、自作のロボット(マールは科学者)を静かな森の中で歩かせていた。そのロボットはマールが未来の世界で出会い、心を通わせていたロボットと同じ姿。もう会うことはできないから、せめてもの思いで作ったのだとしたら泣ける。
 しばらくロボットのうしろを歩いていると、木陰に置き去りにされている赤ん坊を発見する。マールはその赤ん坊を躊躇なく抱き上げ連れて帰る。
 愛する男と親友の女が結婚して、わたしはひとりだけど、この子を天から与えられたんだわ! だからこの子を立派に育ててみせる!
 それが、ルッカの選んだおんなの道。
 いや、赤ん坊を拾ったのは別の理由ぽいですけど、マチカさんはこう信じています。

 そんなふうに、マチカさんも新しい一年を楽しく元気に、そして思い込みを糧にまいりたいと思います。
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