応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。
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私は普段あんまりテレビ見ないわけですよ。今継続して見てるのはCSIぐらいだ。でも使ってるDVDのレコーダーにはキーワードを登録してあるので、毎度律儀に録画してくれる。当たり前だけど。
だけどやっぱり見ないからたまっていく。ついに容量がいっぱいになってしまい、内容を確認するのも面倒でガンガン消去している最中に、たまたま気が向いて再生した番組が三国志を特集していた。NHKの番組だったから「人形劇三国志」の映像を元に進行しててさあ。懐かしくて感激した。
だってマチカさんが何かにどっぷりハマッた最初のものが、人形劇三国志だったからね。当時は子供だったんだけど、夕方に人形劇三国志の再放送やってんの見て一発で夢中になった。
なんておもしろいんだろうって感動すら覚えたよ。
毎日放送してたから、翌日からは番組が始まる前には、必ずテレビの前で待つようになったのだ。今と違ってテレビっ子だった。
これねえ、見たことある人なら分かるだろうけど、人形劇のクオリティの高さが異常。衣装のデザインが細部まで凝っていて、鎧姿がまたカッコいいのよ。
そして一番のお気に入りキャラは諸葛亮孔明! 言わずと知れた天才軍師。劉備玄徳が三顧の礼を尽くしてやっと手に入れた男ですよ。で、諸葛亮の声をやっていた森本レオの穏やかボイスが合っててねえ。この配役には賞賛を送りたい。(実際は孔明の他にも声を当てていたワケですが。なんと豪傑な呂布もやってる)
また諸葛亮の人形の造作が本当にきれいなの。ものすごい上品な顔立ちでね。川本喜八郎さんという方が人形制作をされたのですが、氏のオフィシャルサイトで一部の人形が見られます。
クリックでジャンプします→★
諸葛亮のなまめかしい美しさをとくとご覧あれ! 今回あらためて見ると、各キャラでイメージカラーがあったんだね。なるほど。
ちなみに三顧の礼は、劉備が噂に名高い諸葛亮の元を三回訪ねてようやく会えたお話なのですが(有名だね)この三度目に訪れた際も諸葛亮は昼寝中だったんですよ。
だけど劉備は諸葛亮にやっと会えて、気持ちがはやるだろうに「起こさなくてもいいよ」と目が覚めるまで待ってたワケ。
屋外で待ってたのか中にいたのか忘れたけど、マチカさんのやおいセンサーが感知したところによると「稀代の天才と聞いたからどんな気難しい人物かと思えば、この寝顔……めっちゃカワイイやんけ」と劉備さんたらドキマギ。眺めていたかったので起こさなかったに違いないです。うへへ。
そうして手厚く迎えられた諸葛亮ですが、劉備の側には関羽と張飛という勇猛果敢な武将が付き従っていました。関羽と張飛は劉備と義兄弟の契りを交わしていた仲で(一番上が劉備、次いで関羽、末の弟が張飛)三人は生まれた時は違うけれど、死ぬ時は一緒だと誓っていたのです。
そんな中に新参者の諸葛亮がやって来て、あげく劉備は「孔明タン、次はどんな作戦がいいかなあ? もっと色々教えてえな」とキャッキャウフフの仲良しこよし。当然関羽と張飛は面白くありません。兄である劉備を支えてもり立ててきたのは自分達だという自負がありますからね。なので劉備に文句をつけたら「魚は水がないと生きていけんよな。必要不可欠な存在だ。それと同じで孔明と私は水魚の交わりなんだもん」と返されてしまう。
「そんな……兄貴の馬鹿馬鹿ッ!」と泣きながら走り去る張飛。激昂こそしないものの、関羽も「兄者。私には張飛の気持ちが痛いほどに分かります。悔しく思う気持ちは同じですから」と涙をこらえて告げる。
いやはや参ったな、と困り顔の劉備さん。物陰でその様子をこっそり見つめていた諸葛亮は、ほの黒い笑みを浮かべるのであった。
「かわいそうに。だけど残念ですね。劉備さんは私に夢中ですから」
まあ、泣いて走り去る以降の部分は嘘なんですけどね。
でも関羽と張飛にとって諸葛亮が面白くなかったのは実際の話でしょう。しばらくは嫌っていたのですが、諸葛亮の才能が本物であると分かってからは、仲間として存在を受け入れたのでございます。
後の話ですが、えらく強い武将(名前忘れた)劉備の元へとやって来た時に、関羽が諸葛亮へ「あいつと私はどっちが強いと思う?」と訊ねると、諸葛亮は「張飛とは互角でしょうが、関羽様にはかないませんでしょう」と答えた。プライドの高い関羽には、そう答えるのが一番だと分かってたからね。すると関羽は「だろ?」とめっちゃご機嫌になったそうですからカワイイ話です。
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