童心に戻ろうとしても体力がそれをさせない

　童謡っていうか子供の遊びの「花いちもんめ」って地方によって歌詞が違うんですね。知らなかった。
　マチカさんが遊んでたときは
勝ってうれしい花いちもんめ
負けてくやしい花いちもんめ
たんすながもちあの子が欲しい
あの子じゃわからん
この子が欲しい
この子じゃわからん
相談しましょ
そうしましょ　だった。

　でも他の地域だと
勝ってうれしい花いちもんめ
負けてくやしい花いちもんめ
隣のおばさんちょっと来ておくれ
鬼が怖くて行かれない
お布団かぶってちょっと来ておくれ
お布団ぼろぼろ行かれない
お釜かぶってちょっと来ておくれ
お釜底抜け行かれない
鉄砲かついでちょっと来ておくれ
鉄砲あるけど弾がない
あの子が欲しい
あの子じゃわからん
この子が欲しい
この子じゃわからん
相談しよう
そうしよう　ですって。

　長いなあ。他にも地域によって微妙に歌詞が違うバージョンがたくさんあるらしい。

　そういや「どちらにしましょうか天の神様の言うとおり」も地域によって全然違うみたいですね。マチカさんは「どちらにしましょうか天の神様の言う通り　鉄砲撃ってバンバンバン　もひとつおまけにバンバンバン　柿の種」だった。柿の種の意味不明さもさることながら、もひとつおまけにと言っておきながらバンバンバンとか乱射しすぎじゃないのか。騙したな。ひどいや姉さん！

　昔の遊びのことを思い出すと、まずゴム跳びが浮かぶなあ。アレさあ、カラフルなゴムを繋いで作るんよな。マチカさんなんか超適当に繋いでたけど、センスのある子は色でグラデーション作ってたりしてた。いろんな技もあったよね。引っ掛け跳びやキューピーとか。
　キューピー知ってる？　飛べない高さになってきたら跳躍する側からゴムに腕をぐるぐる巻き付けて、今度はまた腕を回してゴムを巻き戻すと着地側に体が移動しているという、要はゴムの下をくぐる動作に巻き付け作業を付随させたものなのですが、よく考えたら全然跳んでない。だから何回までってルールがあった気がする。
　あとゴム跳びのゴムを二本並べてバンブーダンスみたいなこともしてた。歌いながら決まったステップを踏む遊びです。歌は「えーっさえーっさえっさほいさっさ　お猿の籠屋がほいさっさー　小田原提灯ぶらさげてー」とか、そんな歌だったと思う。

　懐かしいけど、やりたくはないわ。もう、あんな元気ない。年は取りたくないものですね。