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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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 引き続き会場の様子。

 倉庫の中は表からは想像も出来ない改装がほどこされていた。まるで都会のクラブのようであった。といっても囲碁クラブではない。簡単に言えばナウいヤングがイカした音楽にのってゴーゴーを踊るフロアで、若いチャンネーがパイオツ揺らしてウハウハな場所である。

・隅にはカウンターバー



 酒を出していたのは無口な中年男性だった。表情にはかげりがあり、疲れているように見える。それは異様なまでのなで肩のせいだろうか。磨き込まれたカウンターをじっと見つめる姿にはうすら寒いものを覚える。
 オススメはアブサンだそうだ。非常にキツい酒だ。そういえば画家のロートレックとゴッホはアブサンの中毒になり身を持ち崩したという。ふたりの天才に思いを馳せながら、わたしはグラスを傾けた。
 ただ傾けただけなので、盛大にこぼれてしまった。
 カウンターに広がったアブサンの湖を中年男性が無言で拭いてくれた。刺すような視線が痛い。どうやらわたしは歓迎されていないようだ。
 なぜだろう。やはりここへ来る人間とは、まとう雰囲気が違うせいか。ふしぎに思いながらカウンターを後にした。

・ジャグジーでたわむれる若いカップル

 モデルのような美しい肢体もあらわに…

 目のやり場に困ってしまったが、ジャグジーの周囲に集まって来た人たちは違った。彼らは刺激的なムービーでも見るようにカップルを眺めている。またカップルも周囲の視線に触発されるのか、どんどんと行為が過激になってゆく。
 けしからん。
 もっとやれ。
 活気があるのはよいことだ。奔放な淫蕩さを心行くまで堪能させてもらった。そしてウッカリこれだけで満足して帰りそうになってしまった。
 あぶないあぶない。これは巧妙な罠に違いない。会場には、このような目くらましの罠がそこかしこに仕掛けられているのだろう。わたしは気持ちを引き締めて取材に戻った。

 次は命からがら潜入した舞台裏を紹介します。

つづく
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