応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。
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ポンポンが痛い。
ここ数日、また胃腸の調子が悪い。
そんな追いつめられたジャーナリスト・マチカの元へとメールが届いた。
内容はこうだ。
「先日から闇に迫る、などと大層なタイトルをつけてupしている記事だが、写真がどう見ても『楽しかった動物園の思い出』にしか見えない。ふざけているのか」
ふむ。記事の信憑性が損なわれてしまう、ゆゆしき事態だ。
ただはじめにお断りしたように、非常に危険な場所で取材を行ったので、撮影は困難を極めていた。その結果画像はかなり不鮮明なものとなっており、諸君には被写体が鳥やらウサギに見えるという不可思議な現象が起きているようだ。
しかしこればかりは、いかんともしがたい。よって被写体については諸君の想像力で補っていただきたい。
というわけで前回の続き。
いろいろと見て回ったわけだが、表だけで終わるわけにはいかない。ショーの舞台裏を取材せねば、スクープ記者の名折れである。
もぐりこむ方法はよくある手を使った。
まず施設のトイレをわざとつまらせる。そして関係者にそれを伝え、切羽詰まった様子で裏側にある関係者専用のトイレを貸してくれないかと頼み込む。向こうも漏らされてはたまったものではない。すぐに裏へ通してくれた。しめしめ。
ところで実際に「しめしめ」という人間はいるのだろうか。
話を元に戻そう。
会場の表はとてもいかがわしかったが、裏側もまた違った様子の不穏さに満ちていた。
空気の密度が濃いというか、じっとりしているのだ。まるでジャングルに迷い込んでしまったような錯覚をおぼえる。
・通路ですれちがった関係者
なんとなくヌメっている…。
注記:写真が不鮮明なせいで、ヤモリに見えるかもしれないが、これはれっきとした人間である。
アンダーグラウンドなショーの関係者だ。過去の経歴はまともなものではないだろう。しかし元は天真爛漫な子供だった時代もあるはずだ。なぜここまで堕ちてしまったのか。興味をそそるが訊ねるのはよそう。
わたしは通路に迷ったふりをして、会場のさらなる暗渠を目指した。するとある部屋のドアが開いていたので、わたしはそっと覗き込んだ。
だが暗くてよく分からない。じっと目を凝らしていると人がいたではないか。
・瞑想するかのごとく、ひっそり座った老人男性。
注記:写真が不鮮明なせいで、カエルに見えるかもしれないが、これはれっきとした人間である。
異様なオーラが漂っている。おそらくただものではない。ひょっとするとショーを取り仕切る立場の人間かもしれない。
ものすごい存在感に、わたしは蛇に睨まれたカエルのごとく立ちすくんでしまった。
すると──。
こっちを見た!!!!
やばい。見つかってしまった。しかも驚くべきことに、奴の体の色が瞬時に変化したのだ。わたしは、このような変化に見覚えがある……。
ナウシカの王蟲の警戒色と同じに違いない!
わたしの脳裏に、風の谷の老女がつぶやいた言葉がよみがえる。
──王蟲の怒りは大地の怒り。ああなってしまった王蟲を止めることは誰にも出来ないのじゃ。
イヤッ! ババ様怖い!
とにかく逃げなくては。わたしは一気に駆け出したのだが、どこからか音楽と歌声が聞こえて来た。なぜだか音が手足に絡み付くようで、うまく走れない。
恐怖が全身をつらぬく。背後を振り返ってみるが、追って来てはいないようだ。わたしは必死に体を動かすことだけを考えて会場の裏から出た。
その時の音がICレコーダに残っていたのでupしておく。
Interchange with the Ohmu - Nausicaa Soundtrack
舌足らずの幼女の声みたいだが、まさかあの老人が?
あまり深くは考えないでおこう。
ここ数日、また胃腸の調子が悪い。
そんな追いつめられたジャーナリスト・マチカの元へとメールが届いた。
内容はこうだ。
「先日から闇に迫る、などと大層なタイトルをつけてupしている記事だが、写真がどう見ても『楽しかった動物園の思い出』にしか見えない。ふざけているのか」
ふむ。記事の信憑性が損なわれてしまう、ゆゆしき事態だ。
ただはじめにお断りしたように、非常に危険な場所で取材を行ったので、撮影は困難を極めていた。その結果画像はかなり不鮮明なものとなっており、諸君には被写体が鳥やらウサギに見えるという不可思議な現象が起きているようだ。
しかしこればかりは、いかんともしがたい。よって被写体については諸君の想像力で補っていただきたい。
というわけで前回の続き。
いろいろと見て回ったわけだが、表だけで終わるわけにはいかない。ショーの舞台裏を取材せねば、スクープ記者の名折れである。
もぐりこむ方法はよくある手を使った。
まず施設のトイレをわざとつまらせる。そして関係者にそれを伝え、切羽詰まった様子で裏側にある関係者専用のトイレを貸してくれないかと頼み込む。向こうも漏らされてはたまったものではない。すぐに裏へ通してくれた。しめしめ。
ところで実際に「しめしめ」という人間はいるのだろうか。
話を元に戻そう。
会場の表はとてもいかがわしかったが、裏側もまた違った様子の不穏さに満ちていた。
空気の密度が濃いというか、じっとりしているのだ。まるでジャングルに迷い込んでしまったような錯覚をおぼえる。
・通路ですれちがった関係者
なんとなくヌメっている…。
注記:写真が不鮮明なせいで、ヤモリに見えるかもしれないが、これはれっきとした人間である。
アンダーグラウンドなショーの関係者だ。過去の経歴はまともなものではないだろう。しかし元は天真爛漫な子供だった時代もあるはずだ。なぜここまで堕ちてしまったのか。興味をそそるが訊ねるのはよそう。
わたしは通路に迷ったふりをして、会場のさらなる暗渠を目指した。するとある部屋のドアが開いていたので、わたしはそっと覗き込んだ。
だが暗くてよく分からない。じっと目を凝らしていると人がいたではないか。
・瞑想するかのごとく、ひっそり座った老人男性。
注記:写真が不鮮明なせいで、カエルに見えるかもしれないが、これはれっきとした人間である。
異様なオーラが漂っている。おそらくただものではない。ひょっとするとショーを取り仕切る立場の人間かもしれない。
ものすごい存在感に、わたしは蛇に睨まれたカエルのごとく立ちすくんでしまった。
すると──。
こっちを見た!!!!
やばい。見つかってしまった。しかも驚くべきことに、奴の体の色が瞬時に変化したのだ。わたしは、このような変化に見覚えがある……。
ナウシカの王蟲の警戒色と同じに違いない!
わたしの脳裏に、風の谷の老女がつぶやいた言葉がよみがえる。
──王蟲の怒りは大地の怒り。ああなってしまった王蟲を止めることは誰にも出来ないのじゃ。
イヤッ! ババ様怖い!
とにかく逃げなくては。わたしは一気に駆け出したのだが、どこからか音楽と歌声が聞こえて来た。なぜだか音が手足に絡み付くようで、うまく走れない。
恐怖が全身をつらぬく。背後を振り返ってみるが、追って来てはいないようだ。わたしは必死に体を動かすことだけを考えて会場の裏から出た。
その時の音がICレコーダに残っていたのでupしておく。
Interchange with the Ohmu - Nausicaa Soundtrack
舌足らずの幼女の声みたいだが、まさかあの老人が?
あまり深くは考えないでおこう。
つづく
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