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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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孤高を書くのは久しぶりだー! 楽しかった。
余所様で斉藤さんと杉田の出て来た素ン晴らしいお話を読んで、激しく萌えたあとに「あ。斉藤さんが出て来て、書きかけのモノがある!」と思い出した次第で。

書きかけで放置してあるものが、一体いくつあるんだろう……。
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 久しぶりに音楽。あんたの愛は、ただの嘘っぱち。
 いつも通り応援団に当てはめて妄想したろうと考えていたけど、なかなか思い付かない。モリーと杉田は夫婦円満だしな!
 歌詞みたいに、恋人が浮気してると知っていて、馬鹿にするなと思いつつも、踏ん切りが付かない、なんてうじうじ悩む人なんているかね。
 よし、ここは一本木さんにケダモノになってもらおうか。さてさて、マチカさんの妄想が始まるよ〜!
 
 西園寺は一本木と付き合っていた。しかし最近の態度から、ある不審を抱く。自分の他にも付き合っている人間がいるのではないか、と。
 かくして、その勘ぐりは当たっていた。実は一本木は、西園寺と同時に菊地をも欲望のままに食い散らかしていたから、さあ大変。でも菊地は何も知らずに一本木とラブラブ気分。一方西園寺は事実を知ってしまったのだから嘆き悲しむ。
 そして思わずこんなことを考えてしまうのです。
「一本木は菊地を抱くときに、俺のことを考えるのだろうか」
 罪の意識からなどではなく、より淫らな気分にふけるために。(意訳801仕様)

 想像力たくましいなぁ、西園寺。 いや、考えているのは私ですけど。

 まあ、そんな感じで一本木によせる西園寺の苦悩の吐露だと思って聞くと、おかず代わりになりました。

知人が韓国に行ったお土産をくれたんですよ。
この人はしょっちゅう韓国に行っていて、そのうち何かの売人と間違われて入管で止められるんじゃねえか、と少し期待しているんですけどね。
まあ、それはそうとお土産ですよ。
一見チョコレートなのですが、パッケージに「海苔」と書かれている。だから不安を覚えて知人に「これは一体なんぞや」と訊ねると「見たままだ」と言う。
意味が分からない。でも、とりあえず見た目はチョコだし、危険なものではないだろうと思い口に入れてみると、普通に美味しいチョコでした。
私も安心してモグモグと噛んでいると、なぜか口内にしょっぱい味が広がる。そこで、ようやく納得しました。たしかに見たままだ。
これ、チョコに韓国海苔を挟んだお菓子でした。

えー。チョコに海苔を挟むって、明らかに悪ふざけじゃないんですか?
韓国海苔は私も好きだし美味しいよ。
チョコも西洋風のアゴが外れそうなほど、こってりした甘いチョコではなく、日本人が好みそうな味だ。別個で単独に味わえば幸せが味わえるというのに、何故このふたつを一緒にしてしまったのか。
買って来た知人は「美味しいよな?」と期待を込めた目で見て来るのですが「……個性的な味じゃな」と曖昧な返事しか出来ない。

でも他の知人が買って来た某国のチョコに比べれば、悪ふざけの産物「のりチョコ」の方が美味しいと言える。
この某国のチョコが、またものすごいモノでね。
まず甘くない。だからと言って、ビターチョコなどという小洒落た代物ではない。元は甘いチョコをかなり薄めたような味がする。そして口どけを拒絶するかのように、いくら舌の上で転がしても減らない。とどめが滑らかさを、どこかに置き忘れたような食感。ざらめを食ってる錯覚がする……。
そう。甘くもなければ、滑らかさもないザラついた物体が、いつまでも溶けずに口内にとどまるのです。
チョコの本懐や命題を全て否定する味わいの前では、チョコレートという物体の概念が揺らいで軽くトリップしそうになりました。
おまえはチョコレート界の反逆児かと。何なの? 革命を起こしたいの?
作った人間は、ひょっとして生まれて一度もチョコを食べたことがないのではないか、と疑いがわいて来て仕方なかった。「よう分からんけど、こんな感じ?」みたいに探り探り作ったとしか思えない。

そんなコトを思い出した一日でした。おわり。
前回の更新分であるサムうさの話なんですけどね。ちょっとだけ文章の書き方を変えてみたんですよ。
以前までは同一人物の台詞と台詞の間に、動作を入れる時は改行してた。
台詞をひとつの段落としていたワケです。

「僕のこと、そんなに気になりますか?」
 菊地は西園寺の腕をつかんで悪戯そうに笑った。
「性的な意味で」

わけの分からない例文ですけど、こんな感じで。
でも改行しない作家さんもいるんですよね。ちなみに、どちらが正しいというのはナイです。

「気にならないと言えば嘘になる」西園寺は観念したのか、伏し目がちに言った。「でも一本木の次に、だぞ」

やっぱりわけの分からない例文ですけど、こんな感じで。
この書き方は洋書の翻訳ものとか、かなり昔の作品に多いかもしれない。
といっても、それほどたくさん本を読んでいないのでハッキリとは言えませんが。

別に動作を挟まなくても良いのですが、人間は喋ってる時もじっとしたままではなくて動くからね。立ちっぱなしでも椅子に座っていても、頭をかいたりよそ見をしたり。

地味な変更ですけど一応試みてみましたよ、というお話でした。おやすみなさい。

 今週にきて、いきなりスズメの巨乳があからさまに。以前から隠れ巨乳であることは発覚していましたが、今週はもうロケットオッパイじゃないですか。個人的には大歓迎です。

 あと、ごっちんは今週も百舌九さんに踏み付けられてしまいました。ていうか流人は他人の頭を踏み付けるのが好きだな。鶴屋さんも穂波を踏み付けてましたよね。けしからん。もっと屈辱的なポーズをさせるといいよ!
 
 それにしても百舌九さんは、いい悪役っぷりだな。そして今週あたり百舌九さんの回想に入るかと思ったのですが入らなかったヨー。流人達が早々とうさぎ道場への思いを改めているのは、百舌九さんの孤立ぶりを際立たせるためで、だから彼の切ない(であろうと、今までの展開から想像出来る)過去は後回しなんかね。うーん。巻きに入ってんのか、引き延ばしてんのか分からない。

 先週だったかな。気持ちの揺れ始めた流人達に対して、百舌九さんが空を仰いで「分かった」と呟くシーンがありましたが、アレは仲間に対して、ことさら横暴に振る舞う姿を周囲へ見せて「悪いのは、全てワタクシでございます」ってやるつもりの伏線なんかな。清木様のお屋敷に突入したのは、その下準備であったのかもしれません。

 なんという格好よさ。これ以上おいしい役回りがあるでしょうか。その半分でも清木様に分けてやってくれ。中途半端な清木様が不憫過ぎて泣けて来る。そもそも御前試合で勝ったら講武館と試合出来るってのも、お触れが出るまで清木様は知らなかったっぽいですからね。だからといって「ちょww 知らんしwwww」なんて言えるキャラじゃないから、門弟達には「まあ、今まで黙っていたけど、そういうことだから」って、もっともらしい顔で言ったんじゃないでしょうか。なんせ愛する鰐ぶっさんの組んだ試合ですからね。大人しく言うこと聞くに決まってます。そして大空に鰐ぶっさんの笑顔を重ねながら「もー、今度だけだゾ☆」とか言ってウィンクしてんじゃないでしょうか。

 そうこうしている内に、家で本(男色の春画である確率85% ※フラワーロマンチカ調べ)を読んでハァハァして寛いでいたら、いきなり百舌九さんに障子をぶっ壊されたわけでしょう。踏んだり蹴ったりですよ。もちろん百舌九さんは後始末なんてしませんから、修理を頼むのは清木様。でも「曲者が侵入してやりました」なんて講武館師範として恥ずかしくて言えないだろうから、言い訳を考えるのもひと苦労。
「あの、清木様。何故このようなことに?」とズタボロになった障子の前で、キレ気味で聞く仕送り用人(家計を引き受けて外部と交渉する人……だったハズ)に、清木様はあさっての方向を見ながら答えるのです。
「えっと……そうそう。蝿がね。蝿が部屋にいたの。だから刀で追い払ってやろうかなぁって。……うん。手で追い払えばいいんだけどね。なんて言うか、思い付き……みたいな感じ? 後から考えると、何であんなことしたのかなって思いはするけど、誰だって、そういうのあるじゃん。その場の勢いって言うか、気の迷いって言うか。
 でね。そうしたら、やっぱり蝿ってすばしっこいわ。召し捕ったり、と思ったらパッと逃げたんだわ。でもこっちは、急に止まれないじゃん。だから、そのまま障子をバサッとやっちゃった。だから悪気はないよ」
 やっぱり清木様は不憫で泣けて来る。

 あー、今頃なにしてんでしょうね。多分お城でお勤め中なんでしょうか。それで紙に「鰐淵清左衛門」って書いたあとに、真っ赤になって「キャッ!」みたいな黄色い声を上げて、紙をくしゃくしゃに丸めてんでしょうよ。それで机に頬杖ついて「鉄叉は何してんのかなぁ」ってため息まじりに、鰐ぶっさんの姿を思い浮かべてんのサ。ああ、恋する乙女の初々しさよ。

 ……今週の感想を書こうと思ったのに、ほとんどネタになった。まあ、いいか。
 清木様フェスティバール! ワッショイワッショイ! というワケで続き。

 そうこうして4巻を読み進める内に、かなり気になったシーンがあります。門弟達を素行吟味へと行かせた清木様が、ひとり残って道場で鎮座しているシーンです。
 ここで清木様は背後の刀掛けに大小刀を掛けているのですが、短い脇差の方を上にしています。
数少ない夫婦共演シーン。もっと一緒に出るといいよ!

 でもマチカさんの記憶が正しければ、刀掛けには長い方を上に置くはずなんですよね。(もし違ったらゴメンよ)それは何故かと言いますと、武士たるものいつでも非常事態に備えておかなくてはなりません。だから例え家でノンビリしていても、曲者が現れたのなら、すぐ応戦出来るように、大刀を取りやすい上段に置くものであって、それが武士の心得というものです。脇差を使った方が通常の三倍強い人は、また別でしょうけど。
 それなのに脇差を上に置くとは、清木様とあろうものが一体どうしたのでしょうか。これでは泰平の世に安穏としてしまっているのは、清木様も同じになってしまいますよ。だからおかしいなぁ、と思って1巻でも講武館が出て来たシーンがあるので、読み返してみると、こちらはちゃんと大刀の方を上にしているんですよね。しかるにサムうさの世界では脇差を上に置くのが正しい、みたいな設定でもないようです。
画面端に注目。目付きの悪い清木様にも注目。でも鰐ぶっさんの嫁。これ豆知識な。
 
 ですがwikiのサムうさ項目にもあったけど、サムうさに登場する刀は脇差が大刀並に長い。よってサムうさの世界では「本差、脇差という概念がないのではないか」と補足(予想?)されていました。まさか作者が知らないはずがないので、その辺りは作者の美的感覚によって、刀の長さをあまり変えていない設定なんですかね。
 
 そうそう。ちなみに殿中に入ると武士は大刀を預けて、脇差しか身に付けなかったようです。(このルールはサムうさで適用されているみたいだねぇ。清木様の殿中抜刀シーンに出て来た人は、鰐ぶっさん清木様含め、みんな一本だけしか差していないもの。じゃあ、あれが脇差なんだろうか? それとも、殿中ではどっちが一本だけな!ってことなんかな)どんなに偉い老中でも脇差オンリー。御三家ぐらいになるとOKだったそうですけど、やはり本人は持たずに小姓が持っていたそうですよ。第一、仕事の邪魔だしね。それに、すれ違うときに刀の鞘が当たったりすると、それだけですこぶる険悪になるんよ。
 
 でも片方が長いのは確実なので、短い方を脇差と仮定すると、4巻は単純なミスかと(ごっちんも4巻で脇差を上に掛けていたので、製作側のチェックが甘かったのかと)思っていたのですが、ものすごい事実に気付きました。鰐ぶっさんが訪ねて来たことによって(上の方の画像がそのシーンだよ)ミスなどではないと分かったのです。
 ハハーン。そういうことか。
 あの刀の掛け方は、実は見立てなんですよ、奥さん。清木様はあえて自分に隙があるところを見せているのです。ツンデレだから口では言えないんですよ。おそらく「今の自分は隙だらけだ」と清木様は鰐ぶっさんに、言いたいに違いないです。
 隙だらけ→好きだらけ→愛してる→その逞しい腕で抱いて→今宵は十五夜だ→駄目、お月様が見てる!→ああ、でも体は正直→そんな感じの性的な意味でのお月見を期待している清木様。連想ゲーム完結ばんざーい。
 道場をがらんどうにしたのは、そのせいもあったのか。ヘッ、準備万端じゃねえか清木さんよォ。もう風呂には入ったのかよ。かつて門弟に「始めてだからとて、固くなるな」とか言ってたけど、自分はどうなんだい。ええ? 緊張でガチガチか! それともはやる気持ちで、息子さんもガチガチか?
 もうマチカさんサイテー! でもそんな自分が大好きッ。イヤッホーウ!

 清木様はかねてからお慕い申し上げていた鰐淵様に、操を捧げようと決心していたのでございます。しかし、その燃え盛るような恋慕は、ある一報により無情にも灰燼に帰してしまったのです。
 狂おしいまでの覚悟が、狂気にとって変わるには時間は掛かりませんでした。
 嗚呼。
 天頂にのぼりつめる満月に触発されるように、清木様の狂気も深まってゆく──。
 (※場面は昼です)

 という流れをくんで、始めてサムうさのSSを書いたろうかと思ってディスプレイに向かっていたら、なぜか真面目な話になりました。
 それでも良かったら、お茶うけにどうぞ。→十五夜に欠けた月がのぼる(作品ページに直接飛びます。サイト自体はジオシティ)
 いや〜久しぶりに公式設定のしっかりある作品の二次創作したけど、思ったより難しかったわぁ。設定のほとんどない応援団で、好き放題書ける姿勢に慣れてしまってんだね。各キャラの性格すら自分の裁量で自由に書けるもん。だから楽しいし、面白い。
 でもサムうさも書いてて楽しかったよ。もっと鰐ぶっさんと清木様書きたいなぁ。

そして祭りは続く。
まだまだ終わらへんで〜!
次回は清木様のお仕事に迫ってみたいと思います。
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