四文字熟語

　今日ですね、職場に行ったら「マチカさん、四文字熟語を思い付いた順に三つ言ってください」と言われたんですよ。
　だから三つひねり出して答えると、どうやらそれは心理テストだったようです。そこで、こちらをご覧の方もお暇でしたら、三つ考えてみてください。どんな内容の言葉でもOK！　でも必ず思い付いた順に書き出すか、心にとめておいてくださいマセ。





　……はい。出ましたか？　




　では結果に行ってみましょー！

　えー。ちゃんと考えてから見てるぅ？

　ああ、考えてましたか。どうもすみません。

　答えは以下の通り。




　まず一つ目に思い付いた四文字熟語は、あなたの人生観をあらわします。次の二つ目は恋愛観。最後の三つ目は、将来あなたが自分の人生を振り返ってみたときの感想……なんだそうですよ。
　
　どうですか〜？　これやった人は「結構当たってる！」と言ってました。三つ目は将来にならないと分からないけど「ああ、アンタはきっとそんな人生を送ると思うよ」と予想がつきそうな結果が多かったです。

　ちなみにマチカさんは1.弱肉強食　2.臥薪嘗胆　3.馬耳東風でした。
　この人生観の殺伐さ。もっといい言葉あるのに……。「一期一会」や「十人十色」とか言ってた人もいたので、マチカさんの獰猛さが際立つんだぜ。でも職場では弱肉強食と、どこかの順番で答えていた人が何人もいた。ひょっとしてウチの職場は戦場か紛争地でしょうか。ソルジャーが集まって来とるがな。
　そして、とどめとばかりに恋愛観が臥薪嘗胆ですからね。自分でも、なんでこの言葉が出て来たのか不思議ですが、ぱっと浮かんだのよ。自分でも意味をはっきり認識しているわけじゃないので調べてみると、こんな内容でしたよ。

　意味：復讐のためにあらゆる苦労や悲しみに耐え忍ぶこと。
　故事： 中国の春秋時代、越王勾践(こうせん)に父を討たれた呉王夫差(ふさ)は常に薪(たきぎ)の上に寝て、その痛みにより復讐の志を奮い立たせ、ついに仇を報いた。敗れた勾践は室内に胆(きも)を掛けてこれを嘗(な)め、その苦さで敗戦の恥辱を思い出してついに夫差を滅ぼした。

　……えっと。とんでもねえなぁ、オイ！　前向きな理由のために耐えるんじゃなくて、復讐のためって、どんだけ泥沼なんだよ。さっきまで笑ってた周囲の人も、軽くひいてたし。いや、これは自分でもひくわ。いっそのことスイーツ脳になれた方が、自分だけではななく周囲の人達のためにも幸せなんじゃないだろうか。

　それで最後の馬耳東風は「人の話に耳を傾けず、心にもとめない」か。なぜか周囲は納得顔だったのですが、私だけは納得出来ませんでした。おかしいな。

　総括すれば、マチカさんはねちっこいエゴイストだってことですか？
　最低だ……。でもそんな自分が嫌いではありません。ﾋｬｯﾌｰ！