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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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ジャンプの感想を書こうと思ったのですが、どうしてもサムうさの懐古になってしまうのう。
今週の赤マルの予告で、ごっちんの名前が間違えて表記されていたけど、それは私も同じ間違えをしていたことがあるので、素直に怒れないんだぜ。

×吾助
○伍助

そういえば、なんで伍助なんだろ。五番目の子でもないし。なので辞書を見ると「伍=もと、五戸または五人を一組みとした単位のこと。仲間。組み」と書いてあった。
なるほど。吾を助けるのではなく、仲間を助ける。まさにごっちんじゃないですか。そこまで考えてつけた名前なのかな?
単行本で福島殿が「キャラの名前は、見た目と性格に合っていればいい」という感覚でつけているって書いてたので、きっとお考えであったに違いねえです。
そうなると清木清左衛門は、どういったおつもりで名付けたのでしょうか。いや、名字の清木は分かるよ。清廉潔白を常とした目付役なのですからね。
……で、名前の方は?
「名字が清木だから、名前は清左衛門でいいじゃん。のびのび太っぽい感じでサ。ははは」みたいな、やっつけ仕事的なものを感じてしまうのは穿ち過ぎか。
ち、違うよね? 冗談半分じゃなくて、熟慮のうえにつけられた名前なんだよね?
まあ、なんていうの。四巻の表紙といい、清木様は不憫な子やで。だから鰐ぶっさんは、清木様を可及的速やかに慰み者に……ではなくて慰めてあげて!
性的な意味で。

ところで昔の人は、成長と共に名前をころころと変えていました。だから清木様も子供の頃は、もっと違う名前だったと思うんだ。あと諱も持ってるはずだよね。
普段呼ぶ清左衛門は通称で、諱は例えばだけど吾芽主。ゴメスとお読み下さい。なんだ、それ。
並べて呼ぶと清木清左衛門吾芽主。(※おふざけも大概に)
それに加えて鰐ぶっさんクラスの偉い人になると「守名乗り」が出来たんじゃないっけ? 私のあやしい記憶によると、大番頭は五位相当の諸大夫だった気がするので。
全然違ったらゴメスな! ああ、間違えた。ゴメンな!
江戸時代の人名で越前守(えちぜんのかみ)伊勢守(いせのかみ)とか目にしますよね。そんな感じで土地の名前がつくのだ。これは基本的に自由につけて良かったんじゃないかな。御三家とかの偉い人と一緒なのは駄目とか制約はあったけど。
それで、これまた例えばだけど鰐淵摂津守鉄叉みたいな。(摂津って土地の名前あったよね?)そうなると鰐ぶっさんは「摂津殿」と呼ばれたりする場合もあるのです。

うふふ。摂津がふたり。
これなら鰐ぶっさんに抱かれている最中に、清木様が思わず「……摂津、もっと」だなんて口走ってしまっても、生けるモテ神・摂津との浮気がバレませんね!
清木殿も考えたものよのう。さすが切れ者。

……この淫売がッ! 生まれついての受け顔め。その白い肌は色々な男に抱かれ、淫らに染まるのを待っておるのであろう。
まったく、けしからん。やれやれ。(※お前がやれやれですよ)
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とうとう最終羽です。とてもじゃないけど一回では書ききれないので、数回に分けて書きます。

……で、まともなコトを書きたいんだけど、やっぱりアノふたりの相思相愛ぶりを見せられたら、ゲスな感想がわいて来てしかたない。
なのでスタートは、フルスロットル状態の妄想感想でまいりたいと思います。
ただ最終回ということで、検索からさまよって来られる方の数も増えるかと思います。そういう方は、きっと普通の感想がお読みになりたいのでしょうから、記事は折り畳んであります。うっかり読んでしまうと、健全な精神が脅かされる可能性がございますので、ご注意ください。
「おいおい、お前が最低だってことぐらい分かってるぜ」という心の広い方のみ、記事を開いてごらんくださいませ。
 ついにこの時が。
 ごっちんと志乃の抱擁。ええねえ。もう顔がニコニコしちゃうよ。志乃が思いのたけをぶつけるように、ごっちんの胸へと飛び込むんだ。そして、その思いを受け止めるごっちん。このシーンを思い出しただけでニヤけちゃうよ。
 なんでしょうね、この気持ち。思わず「キャー!」とか言っちゃう。このふたりの前では、誰しも混じりっけなしの、純粋な気持ちになれるよ。くそぅ。いいなあ。ホント。最後に白いコマを入れるなんて、福島殿もニクい演出をしますなあ。
 それで来週で連載が一応終わって、赤マルで本当の最終回になるんだよね? 清木様の過去に触れられるとしたら、ソッチになるのかな。じゃあ赤マルは清木様まつりになるのかえ? そうだと信じておこう。

 今まで出された伏線から清木様の過去を考えると、昔はごっちんみたいに、妻のために頑張る夫だった。でも何かあって、妻という大切な存在を失ってしまったってコトなのかな? だとすれば、この妻は死別ではなく、赤マルの最終回で戻って来るんじゃないかなあとも想像しています。いや、そうであって欲しいな、と。戻って来るのか、清木様が迎えに行くのかどうか分からないけどね。再婚せずに生きてんなら、迎えに行きなよ。それで今度こそ幸せにしてあげるんだ。
 清木様は鰐ぶっさんの嫁妄想に明け暮れるマチカさんだって、一日に数分ぐらいは正気に戻るんだぜ。
 んー。ひょっとして清木様も、ごっちん級に泣いたりしたコトがあるんじゃろうか。鰐ぶっさんも清木様に「昔の自分を見るのは痛々しいか」と言ってたしね。
 これは……萌える。うへへ。正気の時間は終わりじゃ。清木様が穴という穴から色々垂れ流して(顔面のな。そこまでマニアックじゃないよ。今のところ)泣くシーンなんて、お宝モノじゃないですか。
 描いてー! 福島殿超描いてぇぇー! 
 まさか……そんな傷心の清木様へ優しく接するうちに、鰐ぶっさんはイケナイことだと分かっていても、ただならぬ仲になってしまったのか? nice! 鰐ぶっさんnice!
 
 鰐淵様は悪うございません。仕様がない、と申し上げたい気持ちでございます。お清は生来の受け顔。まれに男をくわえこまねば、生きて行けぬ女が(※男です)おりますが、あれがそうなのです。男の精も根も吸いつくしたあとは、また別の男のもとへ舞いゆく魔性ですよ。そう。根鰐淵は魔性に魅入られたのでございますよ──。(先週に続き、風の谷の老人談)

 それはそうと、宇田川家に伝わる禁じ手「右拳」を志乃は伝承出来るのか?! 志乃は以前、一度だけごっちんに右パンチしてなかったっけ?

 というワケで人気投票に話題を移します。
「第一回」と銘打たれているのは、何かの悪い冗談でしょうか。じゃあ、二回目やってくれんのかよ。ええ? ジャンプさんよ。
 さて、注目の清木様は……。84票? 84万票じゃなくて?
 えっと、ちょっと待ってくださいよ。
 以前ココへ書いたのですが、マチカさんは清木清左衛門と書いたハガキを送っています。どん引きされると思ったので、数は書いていなかったのですけどね。
 うん。あのね、清木様票の2割強はマチカさんなんだよ。
 まずハガキを20枚買って来たあとで「これでは足りないかな」と思って、家にあった白紙のハガキにも書いて一緒に送ったのだ。まあ、それは年賀状の残りなのですが。しかも去年のとかな。てへ。
 だって複数投票可でしょ。つまり公式側からのネタ振りですよね? 「ここでボケて」ってことですよね? こちとら社会人でございますから、ネタ振りに1000円かけてボケるぐらい何ともないわッ。でも正直、それ以上は出せなかったッ! 社会人は色々大変なんだよ。1000円のために頭さげて、愛想笑いするんだよ。あぁ、ピーターパンになりてえな。おいで、ウェンディ! 一緒にネバーランドへ行こうよ。マイケルのネバーランドじゃないから安心して! あはは、うふふ。
 まあ、何て言うんですか。試合に負けて、勝負に勝ったって感じ? 一体何に勝ったのか、自分でも良く分からないですけど。

 志乃とごっちんのワンツーフィニッシュに、福島さんも安心していらっしゃるので、人気投票大団円! 摂津の票が案外少なかった気がするけどね。チビッコ達にはマロや千代吉の方が人気あるのかな。摂津の魅力は、おとなの哀愁的な部分から生まれるものが大きい思うので、仕方ないのかもしれません。
 票を見ていると色々想像出来ていいですね。
 福島殿。拙者のジャンプは落丁でございまする! 清木様が一頁も出ておりませぬ。
 ……ああ、元々出ていない。そうですか。いえ、ちょっと聞いてみたかっただけでございます。

 というワケで今週の感想。
 志乃を満喫出来た。かわいいなぁ、志乃。志乃はかわいいなぁ。だけど母親にむかって、アノ口のきき方はないのでは? でもお母さんも「いい子」だと考えているので、アレはアレでいいのか……と思ったけど、嫁として認められているかというと、そうでもないような。あくまで「いい子」だからね。
 それにお母さんが、息子夫婦思いのいい人だから、余計に志乃は追い詰められてしまうのかな。普段から一生懸命頑張ってる志乃だけど、主婦暦二十年近くのベテランと、新妻では経験値が違うわナ。それと、ごっちんとはお互い信頼しているはずなのに、志乃のよそよそしい態度が気になりますねぇ。

 ごっちんは、いつも「志乃のため」に頑張っている。なりふり構わず、志乃に認められるように努力している。それは志乃も嬉しいだろうけど、一方では重荷になるのではないでしょうか。
 天真爛漫で自由に見えて、その実、元々はけなげな努力家の志乃だから、ごっちんが頑張れば頑張るほど、また自分も迷惑をかけないように、ひとりで頑張ってしまう。
 そして、ごっちんは志乃を愛しているから、つらい思いをさせたくない。決して泣き顔を見たくないと思っています。その願いを志乃は知っているから、ごっちんの前では、何があっても笑っていようと自分に誓っているのかもしれません。今週のように心に不安を抱えていても。
 志乃の見た夢は、その不安が具現化したのでしょうか。一瞬だけみせた、志乃の表情はとても寂しげです。台詞がないので分かりませんが、ごっちんからとても悲しい言葉を告げられたのかもしれません。それでも志乃は、やっぱりごっちんに笑いかけた。
 ごっちんは月を目指して見上げ続けるがゆえに、隣で無理をしている志乃に気付いていないとしたら──それは不幸です。幸せになるために頑張っているのに、互いが見ているものが別々なのですから。

 そんな辺りを来週は書いてくれるのだろうと思っています。

 さて、先週いきなり立った風×摂フラグ(※フラワーロマンチカ審議中)。今週、摂津の「片目の隠れた奴と違って、おれの舌は馬鹿じゃねえ」という台詞のあとで、風間が「急に嫌なことを思い出した」と絶叫しています。はたして、摂津の作った料理を志乃のものと勘違いしたぐらいで、ここまで強烈な後悔をするでしょうか。
 これは……ヤッたな。あのふたり、ヤッてますよ奥さん(※フラワーロマンチカ公認)。
 それを証明してみせましょう。
 まずお手元に、紙とペンを用意してください。チラシの裏でもかまいませんよ。
 
 出来ましたか? では、それを窓から投げ捨ててください。可能であれば、卑猥な言葉を叫びながら。

 いきますよ。3.2.1……そおい!

 はい、完璧です。そして今のことは忘れてください。別に関係ありませんから。あるハズないじゃないですか。あはは、うふふ。

 気を取り直して、本題にまいります。
 アノ宴で、風間は「このもてなし料理は、お志乃の手作りだと思ったのによォ」と落胆して、やけ酒とばかりに、次々と杯をあけたのでしょう。そしてベロンベロンに酔いつぶれて摂津宅にお泊まりコース。摂津も面倒見がいいですから、風間をそのへんに転がしておくワケにもいかず、夜具を敷いて運んでやったのです。
 その途中、ふと目覚めた風間さん。間近にあるのはウホッ!いい男の摂津の顔。摂津は志乃と血を分けた兄弟ですから、どことなく面影があるはずです。よって酒により、正常な判断のつかなくなった風間は「お志乃ォォ!」とばかりに、摂津を押し倒したに違いねえのです。nice風間! 御前試合で見せ場がなかった風間も、ここにきて名誉挽回。ヤル時は、ヤル男だぜ。ですが、もちろん摂津は「馬鹿、間違えンな」と逃げます。
 でも、ですよ。
 みなさんは覚えておいででしょうか? 風間の超絶舌技を。清比人の根城におもむいて修行をしていたとき、怪我をした風間は「傷なんて、こうすれば治る」と舌で舐めていましたよね。それも高速の動きで。あのテクニックの前では、遊び人の摂津も腰くだけですよ。goodjob! greatjob!! wonderful!!!
 そのままなしくずし的に、ふたりはめくるめく快楽に溺れたのでございます。
 以上のことから、風間の馬鹿な舌=摂津を志乃と間違えて犯した舌、であると結論できます。
 Q.E.D 以上証明おわり。

 なお穂波が風間にたいして「コマ切れにするよ」と、ひどい物言いをしていますが、アレは上記の事実に怒ってんでしょう。
 なぜか、いっつも穂波と風間は一緒にいるからね。デキてんだぜ、きっと。穂波もアノ舌技の虜なのかい? そうなんだろ? このモチ肌めッ! 舐め回されてんだろうが! もうマチカさんサイテー。
 でも穂波だから、アレで済んでいるのです。ジャンプ史上最高のヤンデレである清木様だったら、人類有史以来、未曾有の大惨事が起きてしまうでしょうね。世界を焼きつくした、火の七日間戦争なんて、目じゃない。
 清木様の怒りは大地の怒り。ああなってしまった清木様は、もう誰にも止められないのじゃ……。(風の谷の老人談)
 そんな清木様を嫁にもつ鰐ぶっさんは、器の大きい男だぜ。一番苦労してるかもしれません。フラワーロマンチカは鰐ぶっさんを応援しています。
清木様。鰐ぶっさんのおうちに、ドキドキ訪問するの巻。(※忍者ハットリ君風に、巻は「まっき」とお読みください)

 いきなり無言で、鰐ぶっさんにウサギのお面を差し出す清木様。なにかしらの変態プレイをお望みなのかと思ったのですが、そうではなかったようです。残念。そんな清木様ですが、愛する鰐ぶっさんのおうちにやって来た、という緊張感のせいかベラベラと喋りまくります。まったく、ウブな子だぜ。(※28歳です)すると鰐ぶっさんは「で、結局なにが言いたいの?」と清木様をバッサリ。ひょっとして、ちょっとうざったかったのかもしれません。
 違うの、違うの! 鰐ぶっさん、聞いてくださいよ。清木様は一所懸命なの! 勇気出して鰐ぶっさんのおうちに行ったの! だから色々固くなってんの! え? 色々ってアレとかアレだよ。もうマチカさんサイテー。
 清木様の恋路を応援するマチカさんとしては「お喋りな仔猫ちゃんだな」とか言いながら、鰐ぶっさんが清木様の唇を、自分の唇でふさいでしまう展開を希望していたのですがスイーツ(笑) しかも、そのスイーツ(笑)が腐っているという悲惨な状態のマチカさん。なんでも腐りかけがうめえんだよ。チクショー。
 そんなふたりの会話で「講武館は案外たいした存在ではない」というコトが、あらためて浮き彫りに。流人達やごっちんからは、諸悪の根源的な見方をされておりましたが、武家社会から見れば「おっかねえよなぁ」程度。
 流人達にしてみれば敵討ちなんだろうけど、その恨みを武家社会全体に対する憎しみにまで増幅させてしまったから、色々とねじれてワケが分からなくなった。試合が終わっても、いまいちスッキリしない感には「ほーらね」としか言いようがない。
 いや、流人編にも面白いところは、たくさんあったよ。だから感想もいっぱい書いた。
 ホントもったいないよね。そもそも流人にする必要があったのか、と疑問に思います。勝負の場に立たせるまでに、あそこまで罪を重ねさせる必要はないよ。彼等が無関係な人を殺し過ぎた、という事実は、いくら壮絶な過去があったとしても相殺できるものではない。

 話題を無理矢理変えて、風間ですよ。志乃懸想フラグかと思えば、摂津に懐きそうじゃないですか。これは……アリやな。美味しい御飯目当てに、入り浸るといいよ! 毎日のように来る風間に対して、摂津が「また来たンかよ」と嫌そうにしながらも、実は御飯をふたり分作ってたりすればいい。イヤッホゥ! すげえテンション上がってくるのは、何でなんだぜ?

 それと先週のカワイ子ちゃんが、今週も登場したよ。福島殿、ありがとう存じまする。マチカさんのお願いを聞いてくれたんだね(※違います)そして長らく鰐ぶっさんのお供役を勤めていた、眉間黒子の名前が「水野」と判明したので、カワイ子ちゃんの名前もお願いします。ところで水野は、鰐ぶっさんの何なんだろうか。江戸城のなかで付き添っていたので、部下かと思えば屋敷にも普通にいるし。先週、清木様の来訪を伝えに来た人は水野なんかね。

 そうそう。今週の鰐ぶっさんを見て、どうでもいい豆知識を思い出したよ。清木様と対面しているときに、鰐ぶっさんが横に置いている細い台。時代劇とかで登場人物が、あの台に肘をかけている場面を見たことがあると思います。アレは脇息と呼ぶのですが、鰐ぶっさんはアレをかたわらに置きっぱなしですけど、それは客を迎える側の礼儀から外れているのです。客の立場が自分より、下の人でも駄目。自分の後ろに隠すよう置くか、離して置くのが当時の礼儀なのだ(と、何かで読んだ)。脇息は、あくまで私的に寛ぐときに使うものだそうですから。もう鰐ぶっさんったら……と思ったのですが、これはしたり! マチカさんの方が間違っていました。
 それだけ鰐ぶっさんが、清木様に心を許している公式な証拠ですよ! 福島殿は、アチコチに夫婦設定を匂わせておりますなあ。まったく、うかうか出来ませんぞ。はっはっは。

 あと清木様の掲げる理念について、疑問点を書こうかと思ったのですが、いまいちまとまらないので、連載が終わってからにしよう。うぅ。本当に終わるんよなぁ……。
 でも来週は志乃とお母さんのお話だ! 残り少ないけど、最後まで楽しんで読めそうだねぇ。
 えー。

 えー。

 回想ではない清木様登場だし、なんせ鰐ぶっさん邸にやって来るなんて、非常に嬉しい展開ですよ。超久しぶりな夫婦共演シーンが期待出来るわけですからね。

 でも、清木様の表情が酷過ぎやしませんか。
 ……嫌いですか? 作者さんは清木様がお嫌いですか? それとも清木様で遊んでいるのですか。
 柱に「清木の冷たき眼差し」って書かれてたけど、冷たいというか、アレは薄ら寒い不気味さで溢れていたよ。髪の毛乱して虚ろな目付き……。完璧にサイコじゃないですか。狂人のソレですよ。いや、前からズレたところはあったけど、今週でついにイッてしまった上にキテしまわれたのか。
 なぜこのような、おいたわしい姿に……とマチカさんは考えたのですが、原因が分かりました。801アンテナにピーンと来ましたよ。

 御前試合の勝者は、最終的に講武館と試合が出来るワケですから、清木様も「一応様子を探っておくか」と配下の者(都合上、以下某氏と表記します)を二回戦会場へ潜り込ませていたと思うのです。そして試合を見届けて戻った某氏の報告を、いつもの鹿爪らしい顔で聞くのですが、そこでおそらく聞いてしまったのでしょう。
「鰐淵様は、少年と親密な様子で話していましたよ」と。
 この少年とは、流人達の正体と過去を調べ上げて耳打ちしていた、あのカワイ子ちゃんです。カワイ子ちゃんとか、マチカさんのセンスが相変わらず昭和であることは置いといて、鰐ぶっさんの嫁である清木様は「親密」という言葉に不安を覚えて某氏に訊ねます。
「その少年とは、どのような?」
「見覚えがないので、新しく番入りした者かもしれませんね。それが小柄で大層可愛らしい顔付きでして。あれで役目が勤まるのかどうか」
 苦笑混じりに言った某氏の前で、清木様は顔色を変えます。
(鰐淵め。最近は、あまり会えないでいる理由を勤めが忙しいからと言っていたが、実はその少年と懇ろの仲になっているのではあるまいな。……流人? そんなん、どうでもええわい。それより鰐淵じゃい。浮気であったのならば許さん……許さんぞ)
 疑心暗鬼に陥った清木様。疑いは時間を追うごとに深まり、あらぬ想像が次々と浮かび苦しめられます。鰐ぶっさんを愛するがゆえに、清木様の精神は次第に追い詰められてゆくのです。それから三日が過ぎた夜のこと。張り詰めていた精神は、ついにぷつりと切れてしまいました。その瞬間に疑いは確信に変わったのです。それはただの思い込みであったのですが、鬼気迫る表情となり、ある覚悟を決めて鰐ぶっさんの屋敷へ向かいます。
「鰐淵を殺して……私も死のう」←今ココ!(※違います)
 
 それにしても、あのカワイ子ちゃんは一回限りの登場ではもったいない。もっと鰐ぶっさんに絡むとイイよ。鰐ぶっさんと、あの子はアリやで。ああ、名前分からんかな。そうすりゃあ、何か書けるのに。マチカさんはウォーミングアップを始めて、名前判明をお待ちしております。というワケで今週の感想。

 やっぱり百舌九さんは罪をひとりで被ってしまったのか。幼少時の百舌九さんが、背負った籠に竹を差して「ふふ。たくさん取れた」と言う姿が微笑ましい。飛鳥のために頑張ったんだよね。そんな百舌九さんといい、御飯を作ったスズメが、他の仲間達に対しては「勝手に食え」と言いながらも「飛鳥のぶんはアタシがよそう」と言ったりと、みんな本当に飛鳥が好きだった。飛鳥は絶望の沼に沈みかけていた、彼等へ手を差し伸べて救い上げ、生きる希望を与えてくれたのだから。
 しかし飛鳥は無慈悲にも講武館の手によって、崖の上から突き落とされた。あの高さから突き落とされた飛鳥を受け止めたところで助かるはずもない。けれど百舌九は飛鳥を助けようと懸命に走る。
「早く。早くしろ。オレの足……!」
 その日以来、百舌九さんは飛鳥を守れなかったという自責の念をずっと感じていたんだね。

 それで飛鳥を葬った時の講武館に、清木様って関係あるの? その頃から師範だったんかね。でも清木様の思想は、武家の振る舞いを正すことでしょう。親に見放された武家の子が町人の家で暮らしている状況が、何で苦々しいのか分からない。これも恥になるの? だとすれば(流人達は嫌だろうけど)まず見捨てた親に子供を迎えに行かせるのが筋ってもんじゃないのかね。それをせずに町人を手に掛ける行為を良しとするかね。
 あと今週は復讐のために、流人達が闇討ち同然に講武館を襲ったと言われてたけど、講武館は市中で騒動を起こした流人達を捕らえるために要請されて、そこで始めて出張ったんじゃないっけ。私の記憶があやふやなのかもしれないけど、講武館関係の話は、ホンマよう分からん。
 ていうか鰐ぶっさんは、思わせぶりな顔しといて、実は気付いてなかったのか。んもー。お茶目さん。(?)

 そして場面は変わって、和やかに話す流人達とうさぎ道場の面々。
千代吉とウズラはいい感じ。だってお互いの命を救おうとしたんだもんね。そして摂津は鳳君に「茶屋に行こうぜ。居心地いいぜ、きっと」と言っていましたが「俺んちに来いよ。居心地いいぜ、きっと(性的な意味で)」の方が良かったと思います。あと鶴屋さんと穂波は微妙でしたね。穂波の、あの会話はちょっと空気読めてないのでは……。どことなく鶴屋さん、愛想笑いっぽいじゃないか。それから何といってもスズメとマロですよ。ツンがデレに! いいよいいよー! ですが、そこへ忌々しそうな視線を向けるブラコン良成。すでに嫁と小姑戦争は始まっているようです。

 ……で、風間は? あれで終わり? この扱いはないんじゃないの。だって見せ場一切ナッシング。そして連兵館の報われなさ。ただ蹂躙されただけで終わりなのかい。色んな意味で泣ける回だよ。

 ところで前から気になっていたのですが、ごっちんは清木様を「清木」と呼び捨てにするんですよね。見る度に「"さん"を付けろよ、デコ助野郎!」とAKIRAの金田の台詞が浮かぶぜ。いや、浮かぶだけで、ごっちんに対しては思ってないよ。
 あと先週の感想で、最近志乃のまつ毛がケバいと書いたら、今週同じようにまつ毛がケバい鳳君が「まつ毛オバケ」と呼ばれたネタがあったので、個人的に楽しかったです。

 あー、来週が早く来ないかなぁ。夫婦共演シーンは楽しみだけど鬱展開になるのかしらん。
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