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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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サムライうさぎは、必要以上に男性の肌の露出が多いことで定評がありますが(※フラワーロマンチカ調べ)今週も無駄にありました。
捕らえられて裸で拷問されたであろう流人の姿……。顔は見えないですけど、髪の色と体型から判断して百舌九さんか鶴屋さんでしょう。
でもここは鳳君の出番じゃないのかね?
きっと鳳君も性的勝負のために「その回想シーンには、僕を出してください」と名乗りを上げたと思うのですが、あまりにも性的過ぎる絵面になるので、さすがに規制が入ったに違いないです。
チッ。余計なことを。

そして今週は後ろ姿だけでも清木様がご出演されていたので、本来ならマチカさんも小躍りするトコロなのですが、それを凌駕する衝撃的な展開がありました。
これは……イカン。イカンぞえ。
穂波の父上が素敵過ぎる。元々オッサン好きであるマチカさんは、思わず排卵するレベルですよ。
今は可愛い穂波も年を取れば、あんな素敵なオジサマになるんですねぇ。
そんな穂波は、尊敬して愛する父親の姿を思い出しながら語りかけます。追憶のなかで父親は閑散とした庭に佇み、風にひとり吹かれています。
「父上、あの日無くしたどぢょっパナは、見付かりましたか?」
このくだり。どことなく西条八十の詩を連想させるではないですか。
以下引用。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。

引用これまで。
これも息子が親に(この場合は母親ですが)語りかけるカタチの詩です。
突然に吹いた、あらがいようのない強風で、お気に入りの帽子を無くしてしまった少年。詩にもあるように泣いて悔しがって、きっと母親を困らせてしまったのでしょう。
でも今はその出来事も、麦わら帽子も思い出の中。
そして穂波は。
無くした麦わら帽子を見付けるべく行動したのです。あ、麦わら帽子ではなく、どぢょっパナでした。
まぁ、何でもイイですけど、とにかく父親が「侍らしくしろ」という介入により奪われた、大切なものの象徴を穂波は取り戻そうとしたのでしょう。理不尽な身分の垣根を取り払い、真に人間同士としての絆を築こうとした父の望みを。
そんな侍もいるのだと知って欲しい一心で訴えた穂波。
ですが鶴屋さんが針で刺した、しびれ薬(イイ響きだ)によって、身体の自由を奪われて倒れてしまう。(イイ流れだ)
戦闘中にベラベラ話す奴は負ける。
なぜそのお約束を、誰も穂波に教えてあげなかったのか、悔やまれてなりません。
と思ったのですが次号の予告を見ると「動けぬ穂波はどうする?」とあったので、まだ負けていないようです。これは来週が気になるな〜
果たして穂波は鶴屋さんが無くした「何か」を見付けて、届けてあげられるのでしょうか。
あと突っ込んだら負けかな、と思っているのですが、穂波に「右脇腹辺りを確認してみろ」と鶴屋さんが言って、そこで穂波が手をやって「針?」と気付くのですが、どう見てもそっちは左です。
もうッ。鶴屋さんも穂波も天然だなぁ。

ところで清木様だって武士は農民と違って、それ自体は何も生み出さない存在だという認識の持ち主で、農民達や他の身分の人間に対してそれなりに敬意は持っていると思います。だからこそ清木様は侍を厳しく取り締まっているワケですし。
しかし侍という存在に対して恨みを抱いた流人達にとっては、そんなことはどうでもいい。
講武館はあらがえず虐げられた侍の象徴だからね。
もう気付いているのか、これから気付くのか分かりませんが、鰐ぶっさんは流人達をどう対処するんでしょうねぇ。
嫁である清木様ピンチな状況ですが、流人達に何かしらの救済が欲しいトコロです。

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今週は本当に素晴らしかった。ちょっと泣いていいですか。サムライうさぎを読んでいて良かった。
まずタイトルの「マロ吼える」の時点でクライマックスじゃないですか。
そう、まさに今週はクライマックスの連続でした。
マロに武器を全て破壊されたスズメは、勝とうとする執念で刀の破片を手に切り掛かった。そんなスズメに周囲は「往生際が悪い」「しょせん女だ」「試合を汚すな」と次々に罵り始めたのです。
やっと対当に扱ってもらえる場に出てこれたとスズメは思っていたのに、やはり周囲はスズメを認めてなんかいなかったんです。泣きながら何度もマロに切り掛かるスズメの姿が痛々しくて胸に詰まる。
たしかに礼儀や格式を重んじる武士からすれば、負けを認めない姿は見苦しいでしょう。でもスズメは汚い手を使って勝とうとしているワケではないんです。正面からぶつかって行っているんです。その姿を一体どんな理由で責められるのでしょうか。誰も責められませんよ。間違っても武士という身分にあぐらをかいた人間達だけには。
だからマロは吼えたんです。
「うるさい! おなごであろうと懸命に戦う者を笑うとは何事だ」
もうね、泣けるよ。この台詞。喋らないマロが叫んだんだもん。
戦いの場で剣を交えていたマロだからこそ、スズメを馬鹿にされることが我慢ならなかったんでしょうね。マロはスズメと真剣勝負で、まさしく真剣に向かい合っていたんですもん。
そんなマロの誇り高き叫びに、スズメは手にしていた刀の欠片をぽろりと落とす。そして涙を浮かべた後は、走って行ってしまった。
スズメ「ちきしょう、なんだよアイツ……」
心の中で押し寄せる思いにスズメは流れる涙を拭いもせずに走り続ける。
あぁ、素晴らしい。サムライうさぎの良さとは、もちろんストーリーの素晴らしさもあるのですが、登場人物が本気泣きをした時の顔です。
他のWJ連載作品で、涙と共に鼻水を垂らす描写なら数あれど、ヨダレまで垂らして泣く描写がいくつあるでしょうか。
以前清木様に粛正されそうになったごっちんが、ヨダレ垂らして泣いてましたね。ごっちんの穴という穴から色々出て来る泣き顔の素晴らしさは言うに及ばずですが、今週はスズメですよ。
女性キャラクターですら、鼻水とヨダレを垂らして泣くんですよ? しかもその顔が可愛い。心が震えるぐらい可愛い。この点においてサムライうさぎの素晴らしさに追随出来る作品はありますまい。作者のてっつんは現代に蘇ったマルキ=ド=サドかもしれません。侯爵の作品を忠実に漫画化出来るのは、てっつんしかいない気がします。

ところでスズメさんはマロに陥落ちた(おちた、とお読みください)のでしょうか。
恋愛フラグが立ったの? フオォ……。
先週マロ×穂波を推奨したフラワーロマンチカですが、スズメならマロを託そうじゃないか。スズメは隠れ巨乳だぜ、マロ!
そんな穂波ですが、対戦相手の鶴屋さんから試合前だというのに、早くも性的メッセージを送られています。
鶴屋さん「私達の思いのたけ、叩き込んででやりますよ」
マチカさんの可愛い穂波に向かって何言ってんだ。全くけしからん。
鶴屋さん、よろしくお願いします!

それから大きいお姉さんの性的アイドル、鳳君からも目が離せません。これ以上は無理だというぐらい胸をはだけています。
露出の多さは鰐ぶっさんと同じなのですが、性的勝負において軍配を上げるとするなら鳳君ですね。鰐ぶっさんの脱ぎっぷりの良さは、かなり評価出来ます。しかし脱がす喜びがそこにはない。やはり鰐ぶっさんは、あくまで健全なんですね。でもそれが鰐ぶっさんのイイ所。そして清木様は鰐ぶっさんの嫁。これだけは譲らへんで。(※毎週言うつもりです)

あと今週注目すべきは、鳳君の性的傾向が明らかになった点ですね。
鳳君「侍のクソ共を家畜同然に扱えるようになりたいでしょ?」
可愛い顔してこのドス黒さ。
鳳君の性的ポテンシャルの高さは天井知らずですよ。この発言により性的勝負において、連兵館師範代を一気に引き離すつもりでしょうね。
征服感に無上の喜びを見い出す鳳君。そして屈服させられることにより性的に開花する師範代。
これほど相性の良い二人が、何故性的勝負において戦わないと駄目なのでしょう。悲劇というしかありません。
ストーリー上あり得ないのでしょうが、もしこの二人がタッグを組んだ時、我々は人類の新しい歴史の一ページを見る事になるでしょう。
いよいよ試合が始まりましたねぇ。
鰐ぶっさん男前。そもそも大天下御前試合はどんな道場でも参加出来るよ、って主旨(だったと思う)だからね。道場はお侍さんだけが通う場所じゃないもの。
だからといって、普段から魚屋とおなごが刀を振り回してたら大問題だけどね!
そんな鰐ぶっさんに対して「イイ奴」だと嬉しそうに言うスズメ。
アレかねぇ。彼女は否定されて育って来たのかもしれませんね。しかしそのままである事を認めてくれた鰐ぶっさんに、無邪気に喜ぶスズメが可愛いなぁ。それが本来あるべき大人と子供の姿なのでしょうが「騙されるな」と釘を刺す百舌九さん。
やっぱりスズメは目的のための手段として、利用されてるだけなのかな。前もそれらしい言動があったし、今回は過去に何かあったぽい事を言っている。
鶴屋さんには風呂の湯を沸かせられたりと、ホント誰かスズメを真っ直ぐに育ててあげてください。
それはそうとスズメが一瞬巨乳に見えるコマがあったのですが。実は勝ち気ロリキャラに加えて、巨乳という性的ポテンシャルの持ち主なのでしょうか?
全くけしからん。……最高じゃないか。

そしてマロが久しぶりに喋った。その喋る前に、千代吉が「いくらマロが小さいからって」と言っていたけど、元々マロってそんなに小さくなかった気がするんだけどなぁ。連載が進むにつれて小さくなって、謎の生き物になっていったような。それともマロって初登場の時から、あんな扱いだったっけ。
あぁ、単行本買おうかなぁ。
でも最近は摂津の懐に「ちゅるーん」をしなくなったのが残念でならない。前回登場時には、穂波の頭に乗ってたもの。
これは鞍替えか? どうせなら穂波の懐にちゅるーんをすればいいのに……。そうすると、ちゅるーんに慣れていない穂波は顔を赤くしながら、
「マ、マロ君? そこは駄目だよ!」
ちゅるーん
「駄目だってば! 中で動かないでよ」

こ、これは……ッ! 穂波は何をされているんですか?(※懐にマロが入っただけです)
悟りをひらいたというか、天啓を得たというか。
フラワーロマンチカは「マロ×穂波」を応援しています。
でも清木様は鰐ぶっさんの嫁であるという線も押しておきます。これは譲らへんで。

しかし風間はどうなってんだろう。そして清木様は屋敷を補修されたのでしょうか。よく考えたらサムライうさぎの世界は、屋敷を壊される回数が多い。羅漢組も仕事がたくさんあって儲かるのう。
そうだ。清木様は百舌九さんを見て脱走した流人について分かっているのに、特に動いていないの?
試合に出てる事までは知らないのかな。確か優勝したら講武館と試合出来るはずだったので、御前試合に一切ノータッチって事は無いと思うんだけど。
それとも案外空気の読める子なのか。
ごっちんのお月見は乱入して邪魔したクセに。
ひょっとして男女がイチャイチャするのが許せないだけかもしれません。往来で粛正したのも、おなごと軽々しく口を聞いた侍だったからね。
もうッ。それなら自分も鰐ぶっさんと、心置きなくイチャイチャすればいいじゃない。
素直じゃないなぁ。
今週はほぼネタオンリーの感想ですよ。しかも清木様登場により、無駄に長い。

こんなにも早く清木様にお目にかかれるとは思っておりませんでした。神様ありがとう。
清木様ったら何の本を読んでいらっしゃるのでしょうか。
江戸時代に渓斉英泉という浮世絵師がおりましたが、彼の作品である「閏中紀聞枕文庫」
これは図版も精緻な性の指南書とも呼ぶべき大作でございます。
多分清木様が真面目な顔で読んでいたのは、この本ではないでしょうか?
はい、違います。
どうでもいいけど床の間に掛けてある、掛け軸のセンスがイマイチなのが清木様らしいぜ。

それにしても今週は性的で困る。
だってまず百舌九(だっけ?)さんが、夜更けに一人きりでいた清木様の前に、胸板と腹筋を御開帳して登場ですもの。
この子、いきなり誘ってますよ。全くけしからん。もっと脱いでた方がいいと思うよ。
しかも袴の股立の辺り(脇のパカッと開いてる部分ね)を見ると、腰から太ももにかけて素肌がむき出しじゃないですか。これね、下手したら見えるよ。自主規制しないと駄目な部分が。
shit! なんで今まで気付かなかったんだ! 先週までのジャンプ捨てちゃったじゃないか。マチカさんの馬鹿馬鹿!
普通は走ったり動き回る時は、袴の裾が足にまとわりついて邪魔になるために「股立を取る」といって、股立をつまみ上げて帯や腰紐に挟むのですが、百舌九はそれをしない。彼は足技が命なのに、です。
それは何故か。
答えはひとつですよ。
彼は例え動きが鈍くなったとしても、このチラリズムを優先しているのです。
あぁ、でもよく考えたら元々袴の裾をたくしあげたスタイルなので、関係なかったです。マチカさん、興奮のあまりうっかりしてました。だとしてもチラリズムは健在なのですから、性的にも程があります。
ていうか百舌九さんは、下帯ナッシングか? まさに性的な意味で臨戦態勢じゃないですか。これを業界ではポロリズムと呼びます。百舌九さんはalwaysポロリズム。Noポロリズム No Life!
まぁ、どの業界かマチカさんにも分かりませんけど。そもそもポロリズムって何なのでしょうか。
しかしそれに対してさしもの清木様。動じる様子もなく、こう言うワケですよ。
「私の屋敷に忍び込んで……ただで帰れるとは思うまい?」
おそらくこの台詞の後には「性的な意味で」がつくと思います。
誘われておきながらも「だが主導権は私が握る」という確固たる意思がここに見てとれますね。
お見事。なんといっても清木様は、10年連続斬られたい男ナンバーワン(※フラワーロマンチカ調べ)ですから。王者の威厳と風格を感じますね。

これまたどうでもいいけど、清木様は百舌九が立ち去った後に、何事か思案していたようなのですが、無表情なので「お腹空いたなぁ」みたいな顔にしか見えなかった。
そしてマチカさんは今週清木様のフルネームを始めて知りました。初登場の時に出てたのかなぁ。でも私はいまだにサムライうさぎの単行本を一冊も持っておりませんので、確かめようがありません。いい加減買おうぜ。
へぇ。清木清左衛門かぁ。…………………うん。いい名前だと思うよ。野比のび太みたいで。

それにしても清木様と清比人って関係あるのかな。ただ単に作者のてっつんが「清」って字が好きなだけなのか、何なのか。
あと気になったのは、清比人の所にやって来た穂波に対して弟子が「お帰りなさいませ」と言ってんだよね。ちょっと出ていて帰って来たのなら、おかりなさいでもいいだろうけど、そうじゃないっぽいし。これも何なのかな。
清比人はあちこち引っ越しを繰り返しているみたいですが、穂波は居場所が分かってるみたいだしねぇ。
清木様と清比人と穂波がそれぞれ相関してたらいいなぁ。

二回戦が行われているのが「鰐淵家・中屋敷」とあったけど、中屋敷って隠居した藩主が住む屋敷じゃないっけ、と思ったけど鰐ぶっさんクラスの上級武士も持ってんだね。鰐ぶっさんて、たしか大番頭だし。

今週は性的に百舌九さんの目立った回でしたが、最後の最後に「性的なら負けないぜ」とばかりに、鳳君もけだるい表情で胸元をはだけて登場してましたね。その負けず嫌いな腕白ぶりが素晴らしい。相変わらず狙った客層をピンポイントで突いてきます。やはり並のテンターティナーではございません。
そして連兵館師範代は、この時はしかたないとはいえ、性的強化アイテムの猿ぐつわを装備するワケにはいかず、性的勝負に遅れをとってしまいました。心なしか、師範代の表情も焦っています。
しかし数週間に渡って、性的パイオニアとしてリードしてきた師範代の巻き返しに期待したいトコロです。
きっと、あの子はやってくれる。百舌九さんのポロリズム以上の大技を出して来るに違いない。
予想ですが、ごっちんは師範代に千代吉をぶつけてくると思うんですよ。だって東西横綱の初顔合わせですよ? 恥辱で萌え顔の頂上決戦じゃないですか。
はたして千代吉の「奥義悔し泣き」による性的ブースターに、師範代はどう挑むのかッ!?
あぁ、先走り過ぎましたね。

というワケでマチカさんは大天下御前試合二回戦、真剣性的勝負から目が離せません。
今週の金言
「こんなもんペロペロしときゃ、治んだよ」(風間)
是非ごっちんの傷も舐めてやって欲しい。あの高速の動きでな!

というワケで今週は風間にスポットを当ててみたいと思います。えぇ、性的にでは無く。
以前風間が強さを求める理由として「子供の頃に、コマを奪われたから」というエピソードが紹介されてましたよね。それに対して風間は「あの時、俺が強かったらコマを奪われなかったんだよ」と感想(?)を述べています。風間は単純な男として描かれているので、彼らしいエピソードですが、ここから風間は「強さ」に対して「強くなりたい」という願望よりも「強くあるべきだ」という思想を持っているように見受けられます。

風間はあのコマをすごく大事にしてたんだと思うんですよ。それを守りきれなかった自分の不甲斐なさが今も尾を引いている。だから風間は大事なものを守る為には強くあるべきだ、という単純ながらも——すなわち実直な結論に至ったのでしょう。
そこには彼の「優しさ」に対する憧れが透けて見えます。
少し穿ち過ぎかもしれませんが、この線でマチカさんは押し通します。そうしないと、せっかく無理矢理考えた後半の考察に続かないからな!
だって今週、風間は身を挺してごっちんを守ったじゃないですか。これが優しさ以外の何であるというのか。
そして風間が憧れている優しさとは、道徳的な優しさではない。
ここで述べる道徳的な優しさとは「哀れみ」によって弱者が強者に逆転するべく生み出した「観念上で勝つ方法」だ。例えばコマを奪われた風間少年が、奪った少年達に対して「他人の物を奪って平気な顔をしていられる彼等は"心の可哀相"な人達なのだ」と。そのように思ったとしましょうか。
かくして「哀れみ」を持って「許し」を与えた風間少年を周囲の人間は、きっと「優しい子だ」と言うでしょうね。
でもこれって、本当に優しい子ですか? そこには何とも言えない、上から目線が鼻に付きますよ。
それは他者(あるいは物)ではなく、何よりも「自分の心」を守ろうとする道徳を隠れみのにした詭弁じゃないか。
全く「なに勝った気になってんだ」ですよ。大事なものひとつ守れない負け惜しみの何が優しさだ。(ただし私は暴力を肯定しているワケではありません。そう読み取れたならば、私の力不足です。すみません)
まぁ、何が言いたいかというと、風間の大事なものを守ろうとする、優しさゆえに求める「強くあるべきだ」という姿勢が、あまりにも真っ直ぐで眩しくて、最高にイイ男じゃないですかってコトです。

その辺りが清木の「行使する為の強さ」と対比出来ていて、やはりうさぎ道場に相応しい人間なんですよね。風間って。
摂津が選んだだけはあるねぇ。さすが摂津。
本当はそれが言いたかったのか。
いえいえ、風間は本当にイイ男だと思いますよ。

……それにしても清木様は、次はいつ出て来るんでしょうか。
あぁ、清木様清木様。
清木様が道場でうっかり思い出し笑いをしてしまい「よもや見られておるまいな」と周囲を窺ったら、門弟が気まずそうに目を反らしたシーンとか。清木様が空を見上げながら「あの雲……おっぱいの形してる」って一人で想像してるシーンとか。清木様朝ご飯を食べた時に、股間の辺へとご飯粒落として貼り付いてしまった状態なのに、恐くて周りの人が誰も指摘出来ず、そのまま一日過ごしてしまい、家に帰って着替える時にやっと気付いて、パリパリになったご飯粒を怒りと恥ずかしさでむしり取るシーンとか出て来ないですかね。
正直居ても立ってもいられないので、七ならべをして心を落ち着けています。その後は七味唐辛子の内容を、ちゃんと七つに振り分ける作業で精神の安定をはかりたいと思います。
前回とやってる事は同じですが、今回は本当に危ない。マチカさんの精神はギリギリまで来ています。
落ち着け、私。あんな見え見えの釣り針にそわそわして、いいのか?
摂津に対する純粋であるがゆえの邪な懸想を。清木様に対する、理性と狂気の狭間をたゆとう全肯定の愛を投げ打ってまでも、あの釣り針に食らい付くのかい?
ダメダメ。マチカさんを釣ろうたって、そうはいかないよ。甘く見るんじゃないよ。あんなの無視しちゃうもんね。

………………へぇ。キミ、鳳君って言うんだ。か、可愛いよね。でも全裸で登場だなんて、どういうつもりなのかな? しかも上気した顔でサ。犯さ……じゃなくて、悪戯されちゃうよ。あぁ、あの流人の五人目なんだ。じゃあ、強いよね。安心したよ。
ていうかその性別を凌駕した蠱惑さは、場違いにも程があると思うんだ。
ここ少年誌だから。ToLoveるとか、初恋とかさ。ああいう健全(?)エロスの跋扈は分かるんだ。必要だよね。
まぁ、それはひとまず置いておこうじゃないか。
さて光ある所には、必ず影があるよね。すなわちジャンプ読者における光は少年少女達だ。未来の宝、そして我らの希望。
その煌々たる光に対する影とは、ここでは詳解しますまい。しかしその影からすら追いやられ、暗渠から胡乱で陰気な眼差しを送る「大きいお姉さん達」を、鳳君はどうしたいのかな?
分かっているよ。鳳君がその淫靡な美貌の使い道を心得ていることなんてね!
ええ? 言ってごらんよ。キミは作者である、てっつんが送り込んだ大きいお姉さん達用の人型決戦兵器なんだろう?
そして目的は殲滅ではなく、搾取……ッ!
日々糊口をしのぐ生活ではなく、頑張った自分へのご褒美、スイーツ(笑)とばかりに、経済力に若干のゆとりのある大きいお姉さん達の心を惑わし、懐に潜り込むつもりか。それからてっつんへのお布施をザクザク吸い上げる気なんだろうが。
でも残念だったね。
マチカさんは、鳳君のような小賢しい輩に、まんまと騙されバッチコーーーーーイ!
あぁ、可愛い可愛い可愛い。なんなの、この子ッ! 女顔の男キャラは、ストライクに決まってる。打者マチカさんたら、バッターアウト。でも全然悔しくない! 不思議ッ!
でも鳳君は摂津と清木様の次だからね。そこはわきまえていてもらおうか。

と、気の狂った前置きが長くなりましたが今週のサムライうさぎの感想。
やっぱり志乃はいい。落ち着く。この漫画の良心だ。
そんな志乃が心から笑えるように、ごっちんは強くなりたいと願った。それは「人の幸せのために心血をそそいでこそ、天下一と呼ばれるモノが出来る」と言った清比人の言葉に集約されている。
毎回サムライうさぎの感想書いていて、殆どネタばかりですが、一応真面目に考察もしているので、その度に結構ドキドキしてる。
頓珍漢だと恥ずかしいからね。
今まで大きく外した予想や考察は無いと思いたいのですが、サムライうさぎの感想考察サイトなど全く見て回った事が無いので、客観的に見られん。ていうか、その手のモノはあるのかな?
それはそれとして、当ブログにおける気違い染みたネタ部分は恥ずかしくないのかというと……全然恥ずかしくないッ! 不思議ッ!
まぁ、アレですよ。マチカさんを変態って呼んでもいいんだぜ?
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