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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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ギャース! 摂津男前すぎる。そして性的すぎる。想像妊娠により、審査員の脱落が相次いでおりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
やっぱ摂津はエエなぁ。摂津メイン回に外れナシというジンクスが、今週はここぞとばかりに発揮されております。
感想とは関係ない話ですが、今日職場で取引先の住所書いてたら「大阪府摂津市」ですって!
……聖地? 約束の地なの?
良かった。ぼくたちには帰る場所があったんだ。

先週今週と、本当にイイ流れで来てる。その勢いで連載順位が上がればなぁ。下手すると打ち切られて、人気投票の結果は単行本でね、なんてコトもあり得るワケで。そして結局清木様が「なんか良く分からない人だったね」で終わっちゃうよ。
あぁ、マチカさんたら、なんてコトを……。そんなネガティブ想像なんて、飛んで行けー。二周年も三周年もあるんだー!

……はい。
今週は過去シーンから始まって、志乃の鼻垂れ姿が可愛かったり、摂津のお兄ちゃん振りが良かったり、と素晴らしい。
しかし「うさコケシ」は奪われそうになるほど、魅力のあるものなんだろうか。既製品なのか、志乃お手製なのか気になる。あの前衛的な造型なので、志乃師匠入魂の作品なんでしょうかね。
それはそうと、打たれても倒れても、うさコケシと共に志乃を守りきったチビ摂津。喧嘩に勝てなくても志乃が無事なら、それでイイやとカラっとしております。対面も面目も関係ない。見栄も外聞もなく、自分の大切なものを守る、という一点のみにおいて摂津は真摯だ。

そして時間は現在に戻って、攻め続けられる摂津。性的勝負男前階級で美術点になる鼻血を、早速出して来ていますね。鼻血を出すことにより女性(と一部の男性)のハートをわななかせる「苦境に陥る男前」をセルフプロデュース。これは初心者でも出しやすい技なので、点数もさほど高くありません。ですが「あらあら生けるモテ神摂津さんともあろう方が、そんな初歩の技ですか?」だなんて早合点してはいけません。
性的勝負に王道なし、です。
それを忘れて、これが個性だと勘違いして、ただ奇を衒うだけの傾向が強い昨今、肝心なものを摂津は試合を通して教えてくれています。なにごとも基礎を怠ってはいけないのです。先人達によって、数多開発されてきた技も、全ては基本という礎の上に築かれているのですから。それを大切にしてこそ、本物の証。
それにしても惨たらしい姿が、斯様にまでなまめかしいのは摂津が美形だからでしょうね。本人もしっかり自覚しております。
「俺のイイトコ(当然カオ)」だそうですから。
性的勝負は信頼と実績の摂津がお送りいたします。

それで今回あっさりと鳳君が肌身離さず持つ、小袋の中身が紹介されたワケですが、飛鳥の形見で白い碁石が五つか。流人の人数と一緒の数で、薄雲姉さんが、お手玉をうさぎ道場の面子の数持っていたのとカブりますね。鳳君がひとりだけ連兵館襲撃に加わらず、あとから出てきたのは、この形見と関係あるんかな。まぁ、この辺りは次回明らかになるんだろうから、予想しても仕方ないので置いとこう。
でも肌身離さないつもりで、触れられそうになった途端に血相を変えるぐらいなら、あんな場所じゃなくて、フンドシにでも縫い付けてりゃいいじゃねえか、と思ったのですが……マチカさん恐ろしいコトに気付きました。いやはや自分の浅慮が恥ずかしい。
鳳君はノーパン。いえ、百舌九さんと一緒で(清木様邸ご訪問回参照)ノーフンドシ。だから無理だったに違いありません。
これは……戦慄を覚えずにはいられません。
それぐらいで?とお思いでしょうが、ノーフン程度で、性的勝負審査員のマチカさんは驚いたりしませんよ。家族団欒の食卓で、ノーフン映像がテレビで流れても余裕だぜ。尻たぶのエクボを見ながら、ご歓談ですよ。ワイン片手に、リッツの上に生ハムメロンとか乗せてセレブ気取りも出来ちゃうもんね。絶対マズそうだけどな。
あのね、鳳君はまさかの大技を繰り出すつもりだとみて間違いない。ノーフンはそのための準備ですよ。
その技とは、究極奥義とも呼ばれる「ポロリもあるよ」
偶然を装って袴が落ちる、または摂津の攻撃を利用して袴に切れ目を入れる。何を切っ掛けにするかは分かりませんが、鳳君は己の猥褻物を衆人環視の中で、白日の元にさらす気なのではないでしょうか。
先週鳳君が袴から着物を抜いたのは、露出を多くするためだと判断したのですが、よく考えると帯の締め付けを緩めて袴を落ちやすくする、という戦術だったのかもしれません。あれはこの大技への序曲だったのか。
鳳君が試合前に「今までの性的勝負は、僕から見ればお遊びだ」と喝破してみせたのは(※してません)挑発でも奢りでもなかったのですね。なるほど鳳君の覚悟は、これほど凄まじいものなのか。
しかし、それだけの覚悟でもって挑まないと摂津には勝てない、と思ったのでしょうね。まさに自分の全てをさらけ出してまでも──。
そう思うと、摂津が黒札を大地に突き立てて「よォーし、来な」と丸腰でいざなったのは、きっと鳳君の覚悟に気付いたからに違いありません。
なんと美しく。そして切ない光景ではないですか。己の全てを賭けて戦うことにより、始めて理解しあえたのです。
それなのに悲しいかな、ふたりは敵同士。
採点する審査員も、非常に辛いです。でもここで目を背けてしまえば、彼等に対して無礼でしかありません。審査員一同も誇りを持って勝負を見守りたいと思いますとか、そんなコトは置いといて人気投票にハガキ送ったよー!
景品の湯呑みよ当たれ〜
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毎回長ったらしい感想ですが、今回はかつてない長さでお送りします。
まず今週はサムライうさぎらしくて本当に面白かった。
試合の勝ち負けよりも、仲間の方が大切なのだという、ごっちんの迷いのなさには惚れる。それがうさぎ道場の理念であって、ごっちんの思想だ。それと同時に、志乃の他者に対する純真な思いやりも引き継ぐ千代吉が、ついにウズラの心を動かした。

かつて飛鳥から差し伸べられた手は、世界から拒絶されて傷付いたウズラの心を、優しく包むように絶望から救い上げた。その時、ようやくウズラは他者と繋がることが出来たのです。これが先週まで明かされた過去のお話。
そして今週、ウズラは少しずつ死に呑み込まれる状況の中で、今度は千代吉に自分の姿を重ねたのだと思います。傷付きながらも懸命に手を差し伸べた千代吉を拒絶することは、世界が自分に対してして来た仕打ちと同じだ。その痛みを知っているからこそ、ウズラは千代吉を拒絶しなかった──いえ、出来なかったのでしょうね。あのころ飛鳥がしてくれたように、ウズラは千代吉へ手を差し伸べたのです。泣けるじゃないか。

繰り返し書いてますけど志乃の「怪我したら痛いよ、誰だって」という言葉が、この試合の大きなキーポイントですよね。
「(他者の)痛みを知ること」を骨子に、試合が進む展開はブレてませんよ。いきなりお城が現れたり、脂肪を燃やして一気に痩せて高温を発しようが、本質はソコだと思うのです。だから今回のトンデモバトルでサムうさにはガッカリした、みたいな人にはその辺りに注目していただきたいなぁと。
そう言いつつも、マチカさん自身このトンデモバトルを作者のてっつんが、どう着地させるのかと不安だったけど、やっぱり上手いよ。ウズラと千代吉の繋がれた手を見た時の、志乃の嬉しそうな顔がまたイイ。
そんな温かな光景に、ひとり静かにキレる鳳君。飛鳥に対する思い入れが一番強いのか、それとも全く逆の思惑があったりしてね。ふふ。

そんなワケで千代吉ーウズラ戦は引き分けに終わりました。その結果に騒然とする会場。まぁ、鰐ぶっさんの采配だろうね。
そして次戦──。
キタよ、これ。キタ。大天下御前性的な意味での勝負、大注目のカード。事実上の大将戦といっても過言ではない。この試合を観戦するためのチケット(※そんな物はありません)が、かなりの高額で闇取り引きされたという噂も、嘘ではないと思えて来ます。
いやぁ、それにしてもこのふたり。性的にも程がありますよ。紙面から匂い立つような色香の前で、思わず妊娠する女性が出てはこないかと心配です。感受性の強い方はお気をつけください。マチカさんもウッカリ着床しそうになりました。これでは性的勝負の審査員失格です。油断禁物。しっかりと気を引き締めてまいりたいと思います。

まず試合前に鳳君は、アップがてら摂津の前に登場。着物の前をはだけて、胸を露にしていた鳳君が、ついに着物を袴から抜いて参上したのです。アップ状態かと思えば、いきなりアタックして来てますよ、この子。おそらく鳳君は、こう宣言したいのでしょう。
「今までの性的勝負は、ボクに言わせれば所詮お遊びだよ」と。
かなり挑発的に牽制してますね。さすが性的な意味で「神の子」鳳君。でも対する摂津は「生けるモテ神」です。
子が父である神と対決するのですから、生半可な覚悟では適いません。ですから鳳君も性的なスタイルで挑発のお次は、間髪入れずに摂津をディスっています。美術点に加えて、技術点を稼ぎに来ましたね。
しかし「ブタ侍」「クソッタレ共」「ニワトリ野郎」等々の言葉のチョイスに、もうひと工夫欲しかったところです。若さゆえに、少々気持ちが先走ってしまったようです。
鳳君の今後のために、マチカさんが添削してみましょうか。
「ブタ侍」→「ブタの精子を掻き集めた程度の価値しかない侍」

「クソッタレ共」→「母ちゃんがクソと間違えて、便所に捻り出したのがお前等なんだろ。産湯が肥溜めってワケだ?」

「ニワトリ野郎」→「お前って、父ちゃんがムラムラして、その辺のニワトリとファックして出来た子なんだってな」
みんなも自由にアレンジして、学校や職場で使ってみよう! 周りのオトコノコの視線がぐっと変わるよ。
駄目な方に。

そんな鳳君のディスに、摂津は「変態野郎」と返していました。おやおや……ディスり返すかと思ったのですが、なんと鳳君に賞賛を送っているじゃないですか。性的勝負において「変態野郎」とは、褒め言葉ですからね。おそらく神としての余裕を見せつけているのでしょう。さすが摂津。お茶屋でタダで遊べる男の実力は伊達じゃない。

そうそう。連兵館師範代が、数週間ぶりに顔を見せていましたね。あれだけの性的勝負を見せられては、黙っていられなかったのでしょう。しかし試合に参加出来ないのでは、得点が稼げないので表情が焦りの色に染まっています。
あぁ、師範代の性的ポテンシャルが、このまま埋まってしまうのは非常に惜しい。だから性的勝負のマスコット的な存在に据えてはどうか、と思うのです。ずっとウズラのお人形さん状態だったし適任じゃないですか。
もちろんその際は師範代のお気に入りアイテム「猿ぐつわ」装備で。その他の性的な拘束具も、ぜひ審査委員会で用意したいと思います。
それからサムうさ界の「うほっ!いい男」こと風間が復活。彼は類い稀なる天然であり、性的ポテンシャルは未知数。そんな風間は脇役で終わるのか、はたまた参戦してダークホースとなるのか。勝負の行方はより一層の混迷が予測されています。

ところで今回、ごっちんがフンドシ一丁になってましたね。それは千代吉救助のため、やむを得ない状況でしたが、普段性的な露出の少ないごっちんが脱げば、当然注目を集めてしまいます。でもあくまで今回の性的勝負の出場者は摂津ですから、これは試合の流れとして良くない。
そこでごっちんのとった行動とは、観衆と審査員の性的な注目を反らすために頭身を縮めることでした。性的な雰囲気をデフォルメ状態になることにより相殺したのです。
マチカさんはごっちんの心遣いに、涙がこぼれそうになりました。仲間を思い遣るうさぎ道場の理念は、ここでも生きている……。素晴らしい。審査員一同心が温かくなりました。審査員特別賞をごっちんに、という声がいくつか上がっていますよ。

さてさて。
「生けるモテ神」摂津。「性的な神の子」鳳君。そしてマスコットの師範代。この三位一体が奏でる性的勝負の宴は、来週も観衆を酔わせてくれそうですね。マチカ審査員もウコンの力持参で、二日酔いに気を付けながら審査を続けていきたいと思います。
目に浮かびますよ。
人気投票で清木様と書いたハガキが、集英社に雪崩のごとく押し寄せている光景が。
「トラックで何台分」とか、そんなチャチな量じゃないぜ。「東京ドーム何個分」だろうね。
……そうだといいなぁ、という夢を見るのは誰にでも許された自由じゃないか! フリーダム!
人類が見る夢。それはすなわち生きる意思。原始の頃より続く進化の礎。

──人類は大きな夢を見ます。人類が今日描いた夢は、明日必ずかなうのです。
星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン)

素晴らしい言葉だ。清木様が一位だって夢も、きっとかなうんだ! フゥーハハハ!
だからマチカさんは早くハガキ書けよ、って話ですよね。まだ送ってないよ。えへへ。

清木様は、本当ならおいしい役どころなんだけどね。主人公の前に立ちはだかるラスボス的な存在じゃないですか。しかも暗いけど、れっきとした男前ですよ。主人公と人気を二分する可能性はあるはずで、今までの良作品のラスボスは必ず魅力があったワケです。人気だって追い風が生じます。
また、もし読者に憎しみを抱かせることが出来たのならば、それだけ読者が作品にのめり込んでいる証拠。この場合ラスボスは向かい風の中にいるのであって、そういった感情移入があればあるほど、主人公が倒した時のカタルシスは大変なものがあると思います。達成感を主人公と共有するのです。
さて清木様は、どっちでしょう。
読者の感情の追い風もなければ、向かい風もない。思いっきり無風状態にぽつんといらっしゃる気がして、信者としては居ても立ってもいられません。マチカさんは心配で、夜ぐらいしか寝られない。御飯も日に三度、栄養のある物しか喉を通らないし、仕事も休日以外しか出勤出来ない日々です。このままでは健康体まっしぐらですよ。清木様は罪な男なんだぜ。
ここでふと浮かぶのは、マザーテレサの有名な言葉。

──愛の反対は憎しみではなく、無関心。

うぅ。愛さなくてもいいから、清木様に対して無関心だけはヤメテあげて。

というワケで今週の感想。
最下位から脱出した模様で、マチカはお喜び申し上げます。まだ楽観出来ないけどね。
なんとウズラさんは、自分の脂肪を燃やして熱に変えるのが特技だそうです。すでに特技というか、人間としてそれはどうなのか、という範疇を超えているような気もしますが、サムうさ界では誰も異論がないようなので、別に何の不思議もない現象なのでしょう。履歴書の特技の欄に書けば、面接は盛り上がりそうですね。

面接官「ほぅ、君は脂肪を燃やして熱を発生させるんだね」
ウズラ「はい。土中に熱を伝えることにより、辺りを砂漠化させることも可能です」
面接官「ははは。ちょっと物騒だけど面白いね。でもその特技はコンビニのバイトに、どう生かせるのかな」
ウズラ「電子レンジを使わずに、レジで商品を温めることが出来ます」
採用決定。

ところで痩せウズラが砂に下半身が埋まったシーンで、腰のラインが露出していました。サービスショットにより、ウズラも性的勝負に参戦する意思を表明しているようですね。

そんなウズラは生まれた直後に、その異形から(それともあの時点からアツアツだったんかな。それとも産湯につかって、ホカホカしてただけか)厭われた。本来ならば誰よりも誕生を喜ぶべき両親が、ウズラを抱こうともしなかった。
「明日、橋のたもとにでも捨てて来る」
「あの子は失敗だった」
「抱けるわけないだろう。あんな気味の悪い子」
ウズラは慈しみに満ちた手で抱かれることはなく、冷酷な身勝手さで放り出されたのです。それからどうやって生きて来たのか分かりませんが、ウズラは成長しても気味悪がられた。両親がそうしたように、世間もウズラから目を背ける。
ここでもう一度マザーテレサの言葉が過ります。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」
世界はウズラに対して無関心だった。ウズラの苦しみ悲しみに、誰も目を向けない。
人は誰からも見放されたと知った時、絶望に至る。そして絶望は生を蝕む。
ウズラは絶望という底なしの沼に呑まれそうになっていた。この世に生まれ落ちた瞬間から誰の愛も知らずに、ずっと。
そんなウズラに手を差し伸べたのが飛鳥だったのでしょうね。生まれて始めて知った人の手の温かさは、ウズラを絶望の沼から引き上げた。

そして今回リアルに砂地獄に呑み込まれそうなったウズラっち。そのまま放っておけば千代吉は勝てる。でも千代吉は、手を差し伸べて引き上げようとするのです。ウズラの発する熱で、両手が焼けても歯を食いしばって耐える。だって千代吉は志乃の思いを知っているから。
それにしても「ケガしたら、誰だって痛いよ」と言って、他人の痛みに無関心でいられない志乃。あぁ、まさに愛の象徴ではございませんか。素敵だ志乃ォォ。バツイチの15歳ィィ。
話は戻って、そんな千代吉と飛鳥の姿を重ねるウズラ。
だけど頑なになったウズラの心には届かない──と思ったのですが、
「手遅れなんだよ、もう」
ウズラの言ったこの言葉で、可能性がありそうな気がしてきました。だから千代吉は全身が砂に沈んでしまった、ウズラの元へと飛び込んだのかもしれませんね。
ていうか、もしこれでウズラが死んだら勝敗はどうなるのでしょう。相手を殺したら負けだからねぇ。だけどこれ事故に近いし、うっかり千代吉が殺したワケじゃないので(でも先週はウズラっちの後頭部を、千代吉は切れ味抜群の刃物で殴り付けてましたけど。殺す気か)負けにはならないのかね。

それにしても今回始めて飛鳥が後ろ姿だけ登場。鶴屋さんの回で、全裸で手枷をされていたシーンの人物は鶴屋さんか、百舌九さんかと思ったのですが、ひょっとして飛鳥なのかもしれません。髪型が近いよね。
だから飛鳥も罪人なのかなぁ。「侍から受けた痛みを、みんなで共有するんだ」って百舌九さんが言ってたことから考えると、飛鳥は自分で犯した罪で裁かれたのか、身分による不当な弾圧の犠牲になったのか、それともその二つの合わせ技なのか。
飛鳥が裸足で歩いてたのは、なんか意味があるんかな。でも庶民は江戸の後期になっても、平気で表を裸足でうろついてたらしいし。城下町のような都市部は違うかもしれんけど。

来週も楽しみだなー。
ふっ……ふふふ。あははっははは!来たよ、来たよ。ついにこの時が。
大天下サムライうさぎ人気投票ッ!
我々が何世代(※まだ一周年です)にも渡って、待ち続けた審判の時がやって来たのだよ。

知ってるよ。みんなが清木様のこと、本当は大好きだってね。でも声を大にして、好きだと言えないってことも知ってる。清木様に対する世間の評価は辛辣だから……。
時は戦国、世は地獄。
清木様を信奉する我々は、今まで数々の罵詈雑言の十字架を背負わされてきた。隠れキリシタンのごとく、聖なる崇拝を胸に世間の荒波をかいくぐってきたのだ。
しかしついに聖戦の火蓋は切って落とされた。
さぁ、もう隠すことはない。
解き放つのだ。秘めたる熱き思いのたけを──魂の叫びを大地に轟かせろ。
清木様の名のもとに集う我らは、ひとりひとりが一騎当千のつわものども。
おのおの方。忠義をペンに宿し、ハガキに清木様と書き続ける覚悟はよろしいか。
「やあやあ、遠からん者は音にも聞け、近くは寄って目にも見よ。我こそは混沌に真の光をもたらす者なり」
戦いの果てに、必ずや勝利をこの手に。そして未来永劫語り継がれる栄誉を勝ち取ろうぞ。

とりあえずマチカさんは、摂津正雪と書いてハガキを送ります。ギャフーン!
いえいえ、ちゃんと清木様も送りますよ。きっと多分。

というワケで今週の感想。
カラーページはええねぇ。鰐ぶっさんも空気読んでフンドシ一丁です。鰐ぶっさんのフンドシは赤かぁ。そうかぁ。
で、清木様はどこにいるのかな?
あのですね。いいですか。この先カラーページがもらえるかどうか分からないんですよ。ここで出ないで、いつカラーに出て来られると思ってんですか、清木様は。
ハッ! 分かった。鰐ぶっさんの脱いだお着物を、ちょっと嗅いでる間に、カラーページに乗り遅れたんだわ。
清木様ったらお茶目さん。そんなのいつでも嗅げるじゃん。
……もうね。マチカさんは本当に頭悪い。なにが「ハッ!」だよ。ちゃんちゃらおかしいや。

それにしても今週の人気投票のページは助かるなぁ。人の名前を覚えられないマチカさんも、これがあればすぐに名前が確認出来る。連兵館師範代の名前が年を越して、やっと分かったよ。
あと清木様と鰐ぶっさんが隣同士ということは、これは公式に夫婦であると認めているようなものですよね。(※違います)

そして最後に申し上げておきたいのは「そうか。鼻血という手があったか!」ということです。
千代吉は今まで性的勝負において「泣き虫階級」でエントリーしていましたが、直前でクラスチェンジして激戦区の「男前階級」での参加。
と、ここで一応性的勝負のおさらいを軽くしておきましょうか。
泣き虫階級で「鼻水、ヨダレ」は、かなりの美術点が稼げるのですが、男前階級では逆に減点対象なのです。
これだけでも性的勝負の試合運びの難しさ、奥深さがうかがえますね。決して持ち前の容姿だけでは勝ち残れないのです。男前階級の優勝候補である摂津と鳳君や連兵館師範代(※やっぱりマチカさんに名前を覚える気はないようです)も陰ではち密な計算をしているのです。
話は戻って千代吉です。
ですから鼻水、ヨダレを得意技とする千代吉が、どう試合を進めるのかと思っていたのですが、なんと鼻血を出してきたのです。
これにはマチカさんも、シャッポを脱ぎました。千代吉は、ちゃんと対策を考えていたのだなぁと。
男前階級での「鼻血」は判定員のサディスティックな興奮を、いやがおうにも呼び覚まします。よって美術点を堅実に獲得しました。
「オレの鼻から出るのは、鼻水だけじゃないッス」
そんな千代吉の声が聞こえて来そうですね。
変幻自在のトリックスターの誕生を、我々は拍手喝采でもって迎えようではありませんか。undefined
台湾のコンビニでジャンプを売ってたので購入。85元だから、日本円で大体300円弱か。薄い割にはちょっと高い。
ところで売られている雑誌エリアを見ると漫画が殆どなかった。ずらっと漫画の雑誌が並ぶ日本が特殊なのかな。
リボーンが表紙。宝島少年という雑誌名でした。

読者が投稿するキャラのイラストコーナーとかあって微笑ましい。

以下がラインナップ。

こち亀が無い!扱う内容と絵柄の問題でしょうか。あとギャグ枠が無いですね。国や文化によって笑いのポイントは違うもんなぁ。そういう判断で載っていないのでしょうか。
中身は日本と同時期掲載ではないので、少し遅れた内容です。でもネウロだけは、かなり前に掲載された内容でした。他のよりあとに掲載され始めたんだろうねぇ。
タイトルが違いますけど、漢字を見ると何となく分かりますね。

ナルト。

中身をパラパラめくっていると、台湾ではリボーンとナルトのアニメが放送されているっぽい記事がありました。WJの大看板はワンピースだけど、アメリカとかフランスも含めて海外ではナルトの方が人気あるみたいだね。大した奴だ。

アイシールド。
擬音はそのままみたいです。


でもサムライうさぎが無いのは何故でしょうか?
おかしいなぁ。マチカさんの中では、グローバルに大人気のはずですよ。台湾でも摂津萌え旋風が巻き起こり、清木様だって「斬られたい男ナンバー1」の地位にいると思っていたのですが……。
あ、分かった。コレ不良品だ! ははは。失敗失敗!

………………はい。というワケでサムライうさぎ感想。
ついに穂波女の子フラグが真っ二つに折れました。治療中の穂波が一瞬さらしを巻いているように見えて「まさかおっぱいを押さえるために?」と興奮したら、包帯を巻いていただけだった。チッ。
でも……脱いだらイイ身体してんなぁ。そしてこれだけ穂波が露出したのは始めてですよ。これをおかずにご飯3杯イケる。母さん、今日はごちそうだなぁ。ご飯おかわりッ!

あと千代吉が男前になった。今までは母性本能をくすぐりまくり、女性の3人に1人は母乳が出てしまうレベル(※フラワーロマンチカ調べ)の千代吉が、あんなにきりっとするなんて……!

そしてやはり志乃ですよ、志乃。この台詞が素晴らしい。
「怪我したら痛いよ。誰だって」
志乃の分け隔てない思いやりは、それが大事だと分かっているけれど、いざ実行しようとしてもなかなか出来るものではない。でも純粋で無垢な志乃は、何の迷いもなく傷付いた鶴屋さんの元へと手当てに向かう。

おそらく世間からはみ出して、忘れられたように育った流人達にとって、溢れるような愛情は無くとも少しの──ほんのわずかな優しさを持って周囲の人間達が接してくれていたのなら、彼等ももっと違った生き方が出来たのではないでしょうか。
でもそうはならなかった。
ひょっとして以前までは、その拠り所が飛鳥だったのかな。憶測でしかないけど。
「怪我をしたら痛いよ。誰だって」
彼等に対し同じ人間として、そう思ってくれた人が今まで何人いたのでしょう。あまりにも悲しい想像しか浮かんで来ません。
世間は彼等を傷付け続け、いびつにしてしまった。彼等の力への意思は恨みが根源にあり、その歪んだ感情の鉾先は自分達を虐げてきた侍に向けられている。
復讐のために。支配するために。
でも口ではそう言っているけど、きっと違うんじゃないかな。本当に欲しているものは志乃が教えてくれている気がします。
そんな志乃の思いを知る千代吉は、どう試合を進めるのでしょうね。力だけでは伝わらないと思いを、是非届けてもらいたいものです。
そして出来れば泣き顔も織りまぜつつお願いします。
男前の千代吉もイイけど、彼の真骨頂は恥辱の果てに溢れ出る涙と鼻水とヨダレとエロスですから。

それと今週非常に気になったのは、志乃の腰のラインが妙に色っぽいところです。
ま、まさかごっちんと何かあったのか。もちろん性的な意味で。
ちょ、ちょ、ちょっと。この掲載順位は何ですか?
実質最下位じゃないですか。きょうてぇわ。心臓に悪いで、これ。
……いや、きっと今回だけに決まってる。
ここから跳ね上がってこそサムライうさぎだ。

というワケで感想。
結局穂波の真摯な思いは届かずに、負けちゃったヨ。
でも鶴屋さんが述べたように、穂波の言い分が生温いというのも頷ける。
穂波はあまり苦労せずに育ったイメージがあるからね。おそらく講武館は身分の低い武士を門弟にとらないと思うので、穂波家はそれなりに格式の高い家なんじゃないかなぁ。だから父親が殊更に侍らしくしろ、と怒られた経緯があるのではないかと。
生まれが違えば当然育った環境も違う。壮絶な過去を持つ鶴屋さんと、穂波の住む世界は違うんですよね。
「彼等(流人)の気持ちも分かる気がするんだ」
そう言った穂波は流人に同情を覚えたのでしょうが、その同情がすでに生温いのだ、と鶴屋さんは穂波に突き付けた。命を賭して戦う自分とは、そもそも覚悟が違うのだ、と。
でも穂波だって性別を賭して戦っているかもしれないヨ。マチカさんは、いまだに穂波女の子説を捨てきれておりません。

鶴屋さんが「痛いのが嫌だから医者になった」と言っていますが、これは「もう虐げられるのが嫌だから、立ち上がって戦うことにした」と言い換えても良いのではないでしょうか。
その姿が幼き日の流人達に重なります。
で、ここで飛鳥という人物の名前が出て来ますけど、流人達が起こした騒動の首謀者として処刑された人なんですかね? 回想で影も形も出て来ませんけど、一応子供の頃からの仲間で、なおかつ当時から特別な存在だったぽい。
前々回で鳳君がスズメに見せた巾着には、飛鳥にゆかりのあるものが入っているのかな。

飛鳥のために、鶴屋さんは絶対に負けられない。
その思いはスズメも同じだったのでしょうが、彼女は自分達が本当に戦うべき相手は誰なのか、と迷い始めた。
戦うことによって、自分は何を勝ち取ろうとしているのか。それは果たして手を血に染めて得られるものなのか。
スズメは救いや赦しなどないと思っていた世界に、何かを見い出せそうな気がしたのではないでしょうか。
そんな葛藤するスズメと、飛鳥の名の元に迷いのなかった鶴屋さんが対照的でした。
こうして流人達の過去が少しずつ明かされることによって背景が浮き彫りになり、キャラに対する感情が揺さぶられていいですねぇ。
それに比べて清木様……。
相変わらず読者にとっては、ただの「ちょっと頭のおかしい人」扱いのままではないのかと心配でなりません。
マチカさんにとっては「鰐ぶっさんの嫁」ですけど。
あれ? ちょっと頭がおかしいのはマチカさん?

あと残念なのは、チビ鶴屋さんがちょっと微妙だったトコロですかね。いえ、実際可愛いのですけど、チビ鳳君が可愛過ぎるせいでしょうか。
この年であの妖艶さですよ。性的ポテンシャルの高さはは天性のものだったのですね。
全くけしからん。神の与えたもうた奇跡に乾杯!
さて次戦は誰が出て来るんでしょうねぇ。
掲載順位にドキドキしつつ、次週が楽しみだ。
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