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応援団やサムライうさぎについて。あとはアニメ三国演義の歪曲感想とか。

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 感想二本目。
 GIジョーは息つく暇もないハイスピードな展開で、現在と過去の回想を行ったり来たり。よそ見なんてしようものなら、話に置いて行かれそうなぐらいだ。

予告編。



 内容に触れるので感想は続きに隠します。

 で、この映画には韓流スターのイ・ビョンホン(役名ストームシャドー)が敵側で出てんだけど、手裏剣的なものを取り出したので、もしかしてと思ったらストームシャドーは忍者でした。なぜアメリカ人はあんなに忍者が好きなのか。
 GIジョーや敵対する組織「コブラ」はそれぞれ肉体を強化しているんだけど、GIジョーはパワーを強化した機械仕掛けの外骨格スーツで。コブラはナノマイトで体内組織をいじって肉体の強化と、神経を操作して恐怖心や痛みを麻痺させている。
 でもストームシャドーは(あとに出てくるスネークアイズもかな?)スーツも着なければ体内組織もいじっていない。おのれの戦闘センスと鍛え上げた肉体のみで人間離れした奴らと互角にやり合える。
 それはなぜか。
 忍者だから。 ヒュー!納得だね!

 ストームシャドーにも過去の回想シーンがあるんだけど、忍者ということで子供時代の舞台は、ハリウッド恒例の「ぼくのかんがえたニッポン」が出てくる。
 まるで上海のように看板が乱立する繁華街中に、なぜだか突然寺院がドーンと登場。広大な寺院では男たちが武道の稽古に励んでいる。このへん少林寺拳法のイメージなんだろうか。衣装もそんなかんじだった。
 そこにストームシャドーの因縁のライバルである「スネークアイズ」(白人でおそらくみなしご。日本でありえるのか…)が空腹に耐えかねて台所に忍び込む。偶然発見したストームシャドーはスネークアイズをやっつけるため、大人顔負けのアクションを繰り広げる。
 そこへ寺院で一番偉いと思われる師匠があらわれ、ふたりの喧嘩を止める。ストームシャドーは「こいつは泥棒だからやっつければいい」のようなことを訴えるのですが、師匠は厳しい顔で一喝します。
「英語で話せ!」と。
 ホワーイ? まず怒るところソコなんだ。師匠はそれが決まりだと言うのですが、日本に英語しか使ってはいけない寺院があるなんて、この国に生まれ育ったマチカさんでも知りませんでした。

 それはそうと、このストームシャドーとスネークアイズの関係がええのよ。ええ、すでに腐ィルターかかってますよ。
 台所バトルのあと、スネークアイズは寺院に引き取られてストームシャドーのよきライバルとして切磋琢磨の日々を送る。でも、ストームシャドーがいくらスネークアイズに勝っても、師匠は褒めてくれない。むしろ不満そうに首を横に振る。けれどスネークアイが初めて勝ったときは笑みを浮かべ拍手まで送った。そらストームシャドーも暗黒面に落ちるわな。この後ストームシャドーはある事件を起こして寺院を飛び出す。その二十年後(だったかな?)、ふたりは敵同士として再開するのだった。

 予告編の1:12あたりにふたりのバトルシーンがちょっとありますが、因縁のライバルらしく衣装が対照的でしょ。ストームシャドーは衣装から靴まで白一色。かたやスネークアイズは全身真っ黒。顔も黒いゴーグルとマスクで隠してるから顔が分からニャイ。おまけに「ある事件」以来無言の誓いを立てているらしくひとことも喋らない。
 このふたりのガチバトルが一番おもしろかったかもしれない。イ・ビョンホンは見せ場の連続でおいしい役だぜ。悪役なのに白一色の衣装がとにかく目立つし、過去に自分が犯したことへの後悔が常につきまとい表情に暗い影を落としている。こういう翳りにズッキューンとくる女性は少なくないような。

 忍者なら日本人を配役してくれればいいのに、と思うけど、もともとドラマを含めアメリカの作品の日本人役は、中国人か韓国人(よくて日系人)を起用することが多いからね。
 それに、この映画は女性ですらタフな肉食系女子ばかり出てくる。(女同士のボコりあいも出てきてマチカさん歓喜。好きなんよ)その猛獣の群れのなかで見劣りしない日本人俳優ってすぐに思いつかない。イ・ビョンホンはスリムなモデル体型に見えて、脱いだらムキムキだったし(それでも他の出演者と並ぶと細身に見える)。
 別に日本人は貧相だと言いたいわけじゃないよ。だって日本で俳優をするにあたって、マッチョである必要がないからね。需要がないからマッチョ俳優が少ない上に、それなりの知名度とある程度の英語力(イ・ビョンホンがどれぐらい話せるのか知らないけど、現場で意思の疎通が可能なレベルは求められると思うので対応できるんじゃないかと)を併せ持った日本人俳優となると誰だろう。
 渡辺謙や真田広之あたりなら通用しそうだけど、年齢がちょっとネックかなあ。他の若い戦闘員に比べると貫禄があるからボスっぽくなっちゃうし。

 何にせよ娯楽作品としておもしろかった〜 ラストがモロ次回へ続く!ってかんじだった。実際、興行収入が1億ドルを超したので次回作も決定しているらスィ。おお、公開されたら見ちゃいそう。

 ところで監督がインタビューで「なぜ舞台がパリなんですか?」という質問に答えてたんだけど、それが「パリは僕の大好きな街なんだ。だから壊したかった」だった。

 いい性格してるなあw
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